このような「喉に詰まった感じで声が出にくい」という症状をこの記事では解説します。
私は大阪を中心に女性限定で自宅出張スタイルでパーソナルトレーニングを21年実施するトレーナーのtakです。
人の身体は医学的、科学的に研究が進み、以前より詳細に理論化できているとは言え、病院で医師に診断を受けても異常がないと言われ、症状が改善せずに、帰されることが多くに方が経験しています。
急に喉の奥の詰まりを感じて、声が出やすくなったり、声が出にくくなったりする症状があります。
私も声の調子が良く相手にも適切な音域と声量で伝わっているなと思える日は自分でも気持ち良く人と対応できますが、声が出にくいときには、相手に「今何を言ったの?もう1度言ってもらえますか?」と言われると気分が落ち込みます。
しかし、あなたが喉の奥が詰まった感じで声が出にくいのは、呼吸と声帯との連動運動が首や喉周囲の筋肉の緊張によって起きているのです。
この記事では、声が出にくい原因が、呼吸と声帯の関係性があるというのを機能的な部分を分かりやすく解説します。
そして、あなたの声の詰まりが喉と声帯の機能性が原因でないとした場合のその症状に関与する病気までご紹介します。
私の脳科学と神経生理学の知識を持っていますので、文章構成によってあなたの脳内でインプットされた情報がそのままあなたの記憶に残り、アウトプットできます。
この記事を読んで分かること
- 喉の詰まった感じで声が出にくいのは機能性と非機能性のどちらかに原因がある
- 喉の詰まった感じで声が出にくいのは呼吸運動の呼気が口呼吸になっている
- 喉の詰まった感じで声が出にくい症状のうち病気の疑いは「食物が飲み込みにくい」と「首のしこり」
この記事のライター
感覚で身体を変化させるスキルを持つパーソナルトレーナーtak
パーソナルトレーナー歴;21年
運動しないで美しくなれる方法を研究
わたしのパーソナルを受けた女性は年齢不詳になると人気が出る
運動しなくても美しさが保てるように、皮膚接触で脳を修正し、免疫、循環から変化させるパーソナルトレーニングを実践。
趣味;読書(哲学書)街をウォーキング、温泉に入る
あなたに出会える日を楽しみにしています。
喉の奥が詰まった感じがして声が出にくいのが病気でないか心配(悩み)
喉の奥の詰まった感じがあるとき急に意識され、それと共に声が出にくい症状を感じられるのが病気でないかと心配しています。
喉の奥の詰まった感じがあまりにもひどければ、すぐに病院で受診してもらう覚悟を決められますが、声が出にくいときとそうでなく別に違和感もないときもあるので、病気とは特定しずらく、心配だけが残ります。
あなたの喉の詰まった感じの症状を説いていく前にやってもらいたいのは、喉の奥に潜んでいる病気の可能性があるかを判断する症状の確認をして頂きたいです。
喉の奥には、喉頭から気管や声帯がある気道と食物が通過する消化管側の食道の2つに分かれます。
この部分に病気があると、次のような2つの症状が出るのが医学的に分かっています。
- 食べ物が飲み込みにくい
- 首にしこりがある
この2つの症状があるならば、耳鼻咽喉科を受診してください。
喉の奥の大きな病気が隠されている疑いがあるからです。
もしこの2つの症状があったなら、この記事の最終章に病気のリストを書いています。
ただ、病気の疑いがあると知って今自分で判断するのは怖いし、嫌だなと思われたなら、明日耳鼻咽喉科に行って診てもらってください。
病気の種類や進行度によって手術が必要となりますが、その場合は総合病院や大学病院で実施します。
大きな病院は重症者を優先的に医療ができるシステムを実施していますので、初診では診てもらえません。
まずは、あなたのお住まいの近くの開業医の耳鼻咽喉科で受診しましょう。
あと確実な診察を医師に行なってもらうために、医療は問診がすべて。
「食物がのどに詰まる」「首にしこりがある」の2つの症状をあなたから医師に伝えてください。
緊急性の病気でないと分かった人は、喉の奥の詰まった感じで声が出にくい症状がどこからきているのか、この記事で見ていきます。
あなたが喉の奥の詰まった感じで、声が出にくいのは、頻度としてはどれくらいでしょうか?
- 毎日
- 週2回
- 月に3回
- 年に2回
人によってさまざまな頻度だと思いますが、推測ですが、あなたが抱えている喉の奥の詰まった感じで声が出にくいのは毎日ではないはずです。
もし毎日感じているのなら、器質的な問題と言って喉頭や声を出す声帯の部分に変形が出ている可能性が考えられます。
喉頭や声帯に変形があるとしても、病院で適切な処置、またはあなた自身でできる適切なセルフケアを実施すれば、改善しますので、ご安心くださいね。
毎日症状があると自分で分かった人は、この記事の下に書いています、声帯ポリープと声帯結節の部分を見てください。
では、喉の奥の詰まった感じで声が出にくいと感じている症状がたまに現れるあなたは、確実に機能性の低下を仮説立てられます。
喉の奥と声が出る部分の機能性の弱さとはどのような状態を示すのでしょうか?
機能性が弱くなっていくには、機能を果たすために構造的に決められているバランスの良い運動の逸脱によってです。
喉の奥が詰まった感じは、声を出すという発声時に出てきていると思います。
私もこの喉と声の違和感を何度も経験していますのでよく分かるのですが、誰とも話をしていない状況だと何も感じないんです。
人と話をすると自分の声が出にくくて、相手に届きにくいのでは?と思うような小さい声、弱い声、ややかすれた声なのです。
自分の声に違和感を感じる経験をすると、逆に声の出が良くて調子がいいときもよく分かるようになってきます。
このように調子に波があるような反応は、機能性の弱さが引き金となっていると言えます。
機能性の弱さには、2つのタイプがあります。
- 機能性の弱さが構造の弱さになっている
- 周囲との協調性が不良が機能性の低下で構造は弱くない
喉頭を囲む筋肉に短縮や過緊張があって、声帯の管に周囲の組織を近づけることができない原因から、声が出にくい状態があるなら、これは一時的でなく慢性的となっているなら、構造まで弱くなっています。この状態を持っていると、改善する期間は、1〜3ヶ月かかります。
一過性で喉頭の緊張が神経的た心因的に起きていてそれが声帯を近づけることができず声が出にくくなっているとしたら、構造までは弱くなっていません。
構造が弱くなっているのと機能性が弱くなっているのではそれぞれ喉の奥の詰まった感じで声が出にくい症状へのアプローチはまったく違ってきます。
ここまであなたの喉が詰まった感じで声が出にくいお悩みを言葉によって顕在化させてきました。
次の章では、喉頭と声を発する声帯と言われる器官の関係性を詳しく見ていきます。
呼吸と声帯の連動不良で喉の奥が詰まり声が出にくい(解説)
喉の奥が詰まった感じで声が出にくいのは、呼吸と声帯の連動不良による原因から来ています。
無意識にうちに呼吸と声帯の連動が乱れたのは、ある原因から呼吸が浅くなっていました。呼吸が浅いという問題が前提にあって、声帯がうまく活動できない状態に。それなのに、無理に声帯を使って声を出してしまい、声が出にくい症状が現れているのです。
呼吸と声帯は連動してあなた自身の喉頭の構造が表現する音色が独自の声となります。
呼吸とは、ご承知のとおり、心臓と肺が共同活動によって空気中に含まれる酸素を細胞に供給しエネルギー代謝を行なわせる自律的な運動です。
息を吐く運動を呼気といい、息を吸う運動を吸気と呼びます。
呼吸に関わる脳や神経、筋肉、骨をあなたの症状を全体的にとらえて自分の身体を理解して頂くために、この機会に見ておきましょう。
呼吸は睡眠中でも止まらずに無意識的に行われ続けています。
つまり、呼吸は意思に関わらず、行なうことができる生命システムを主とした外界環境と融合された特殊メカニズムです。
特殊メカニズムである呼吸運動をコントロールするのは、最高中枢の脳です。
脳がトップダウンで神経伝達を電気信号によって全身の細胞に呼吸を生きてる限り、生命システムが作動する限り行ない続けるように作られています。
呼吸運動が行なわれている脳の部位は、脳幹にある延髄というところです。
脳幹の延髄が主となって呼吸運動をコントロールします。
呼吸運動というのは、生命システムの核ですので、脳は脳のどこかで脳内の病気や事故や怪我などの外圧で損傷が起きて細胞が死んだときを想定し延髄以外にも核を分散させています。
延髄にも呼吸運動のスイッチは散らばった部位に核を持っていますし、延髄より1つ上位の脳細胞層である橋(きょう)にも呼吸運動を行なう核があります。
延髄と橋で神経伝達を興奮させ呼吸運動を実行させるのですが、呼吸運動は自然に行なわれている運動にしては、酸素を吸って二酸化炭素を吐く運動には圧力が必要です。
それなりに力がないと酸素も二酸化炭素も複合分子ですので、吸えないし吐けないのです。
そこで、活躍するのが、鳥かごの独特な構造の肋骨と肋骨の間の隙間に付いている肋間筋です。
延髄と橋から興奮させるスイッチが入ると、神経伝達を介して肋間と呼吸運動が連動するようなシステムなのです。
肋間は左右に下方にやや開いている部位にあるのですが、小さな力を途切れなく連動させ喉頭や口腔に力を伝えるのは得意です。
ただ、肋間筋だけでは力が弱いので、そこをさらに補ってくれるのが、左右の肋骨の底辺に床にように付いている強いゴム状の筋肉があります。
その筋肉によって、大きな力を生み、そして延髄と橋からのトップダウンの伝達で肋骨を運動させ、呼吸運動が生命維持される間可能となってのです。
その左右肋骨の底辺に付いている筋肉を横隔膜といいます。
このように呼吸運動には、脳と神経、筋肉、骨が連動してコントロールできています。
呼吸運動に関連する器官
- 脳:延髄・橋
- 神経:脳神経系(迷走神経など)
- 筋肉:横隔膜・内外肋間筋
- 骨:肋骨・脊柱・鎖骨
ここまで見てきた呼吸運動が生命維持のために生きている限り行なわれていますが、延髄と橋は呼吸運動のスイッチを入れてくれますが、筋肉や肋骨はそうはいきません。
頭蓋骨の内側に延髄と橋がありますが、脳の外に出ると脊髄を除いては脳と脊髄を中枢神経に対して末梢神経といいます。
中枢神経である延髄と橋は、国家で考えてみると、政府のような役割です。
政府が指示を出しても、各地域まで物理的な距離があると、薄れてしまうものです。
そのために地方行政と言われる各都道府県に知事と市長、区長などが決められています。
呼吸運動は政府、肋骨や横隔膜、内外肋間筋は地方行政。
呼吸運動にスイッチは入れてくれてますが、地方行政はさまざまな問題を抱えているので、政府が言うようにスムーズにはいきません。
呼吸運動の末梢神経の領域である横隔膜と内外肋間筋は、日常的な姿勢コントロールができない姿勢を長時間取っていると使えなくなります。
延髄と橋で呼吸運動が神経伝達で興奮され、呼吸運動がシステムで行なわれても、その指令を受ける横隔膜と内外肋間筋が収縮と伸張ができない位置にあると、呼吸運動と他の筋肉などの細胞とうまく連動できません。
では、呼吸運動と発声を実現する声帯はどのような関係で行なわれているのでしょうか?
呼吸運動と声帯の関係は、構造的な位置を知ってもらうと見えてきます。
酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出す呼吸運動を行なうのは、口腔と肺をつなげている気管と言われる部分です。
声を出す声帯は、気管の入り口にさも偶然できたかのように、呼吸運動に連動しながら開いたり閉じたりします。
呼吸運動が適切に機能性を保ち中枢神経である延髄と橋、末梢神経である横隔膜と内外肋間筋が連動していたなら、それだけであなた独自の声が出せるのです。
多くの人が自律神経の乱れによって呼吸運動がうまく行なえていませんので、声を出す運動も構造に合わせて行えたら自然ですが、それができない状態です。
呼吸運動で息を吐くと気管の入り口は閉まり緊張が高く、効率良く履ける構造となります。
一方、息を吸うと気管の入り口は気管の入り口は開くというより緊張に対して弛緩します。
呼吸運動での気管の機能
- 息を吐く(呼気):気管の入り口は収縮し閉まる(緊張高)
- 息を吸う(吸気):気管の入り口は収縮が抑制され弛緩する(緊張低)
あなたが経験された喉の奥が詰まった感じで声が出にくい状態は、息を吐く呼吸運動の機能が低下しています。
息を吐くときに気管の入り口が収縮し閉まると声帯は声を出しやすくなります。
機能性が低下して発声を続けると、声が小さいばかりでなく、声がかすれてきます。
声が出た最初の圧力から最後まで同じ声の力が続くのが適切な声ですが、声がかすれると、途中の声の力が途切れる感覚が生まれます。
喉の詰まった感じで声出にくく、かすれ声になっている状態を医学的には嗄声(させい)と言います。
嗄声(させい)とは?
音色に関する総合的な声の異常であり、声帯の振動が乱れた状態。嗄声が現れる疾患は、声帯の器質的病変や運動麻痺が主体ですが、機能的な障害もあります。
ここでピアノの弦を思い浮かべましょう。もしもピアノの弦の上にリンゴが乗っかっていたら音はどうなりますか。多分音は濁ってしまい聞くに堪えないものになってしまい、もはや演奏は無理です。それから弦が異様に細くなったりしても正常な音は期待できません。また年月が経ってぼろぼろになっていたらやはりまともな音は出ないでしょう。
嗄声|日本気管食道科学会
このように呼吸運動が適切に行なわれていると、気管の周囲に覆っている筋肉がバランスよく収縮します。
手足の筋肉と違い、弱くなったからと言ってトレーニングやリハビリで意図的に運動を促すことはできません。
要は、適切な呼吸運動を心がける、呼吸運動ができない状態の環境を作らないというような人生そのものを見直し、あなた自身が生きていく空間を快適にする意識を使い、呼吸運動のみを考えるわけにいきません。
呼吸運動が不適切だと、気管の筋肉の収縮にばらつきが出ますので、管である筒状の全体に筋肉が付着している構造が一部が筋肉が萎縮し、その状態が続くと筋細胞が失われ、気管が完全に閉まらなくなるのです。
何気なく無意識に行なっている呼吸運動。
生命を維持するために欠かせない呼吸運動。
あなたが生きる環境を自分に合ったものにしないと、あなたの心の中まで正直に見つめている自律神経は呼吸運動ができなくなる影響を与えてしまいます。
次の章では、具体的の呼吸運動と声帯のメカニズムを見ていきます。
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声を出すときに息が吐けていないと声帯が使えず声が出にくい(理由)
喉の奥の詰まった感じで声が出にくい理由は、呼吸サイクルの息を吐く運動である呼気が気管から空気が吐き出せず、声帯はその空気を活用して声を出すため、声が出にくくなっています。
歌手がボイストレーニングを行なって、横隔膜を引き下げて息を吐く意識を身体で覚え、そのタイミングで声を出すトレーニングをします。あなたもその意識で声を出してみると、呼吸運動と声帯がうまく連動できます。
では、呼吸運動と声帯がどのように働いているのがを具体的に見ていきます。
息を吐くと声帯が閉まり、発声する意識の活動によって、声が出るメカニズムを100人いたらどれぐらいの人が知っていると思いますか?
私も知らなかったですし、人が発声を開始するのが乳児期ですので、声の出し方を意識してきた人は皆無ではないかと考えられます。
歌を歌うのが大好きな人でも、生まれ持った絶対音域と歌唱力で音域と声量を決めていると思っています。
メジャーな歌手でも持ち前の地声でたまたま上手かったからデビューでき、経済的に余裕ができてから
呼吸と声帯を連動させるボイストレーニングをするという話を聞くぐらいです。
生まれた後、親があなたに優しく、ゆっくり話かけてくれた言葉のうち、乳児期に聴覚神経が未熟な間でも親が発した発声の中で母音には反応できます。
母音とは?
言葉を発音するときの音声にひとつ。声帯の震えを伴う有声音で、ある程度の時間保持させる持続音。「ア・イ・ウ・エ・オ」
母音は上記に書いた通り声帯の震えを伴う有声音で、音が完全に消えるまで保持できる有声音です。
親から聞いた感覚で言葉を学習する手がかりがこの母音の音なのです。
子音は呼気を妨げる音とされ、乳児期の聴覚神経には響かないため、学習できませんが、母音は声帯の震えによる発声の基本的な音声なので、聞き取りやすいのですね。
あなたが乳児期に聴覚神経に残る母音を繰り返し、自ら話をしようと実践していました。
この繰り返して学習する神経系の作用をミラーニューロンといいます。
自ら母音と発声していた幼児期は、発声をトレーニングしていたというより、母音と言葉の意味を脳に残し、親や他者と会話をするためのコミュニケーションツールとしてでした。
よって、発話が目的であなたの遺伝子は乳幼児期に言葉を音にするという実践してきましたが、呼吸と声帯を連動させるためではありません。
呼吸と声を出す発声は落ち着いて自然に考えるとそれが自然に導かれた発声で喉に負担がなく声が出ることが実感できるのです。
しかし、大人の社会に年齢的に入っていくと、喉に負担をかけない発声方法より、相手に伝える言葉にミスがないようにという方が気になると思います。
だから、呼吸が浅く止まっているも同然の気管でも、社会活動上発声をして、少しずつ喉に負荷がかかる声帯の使い方をしてしまっていると言えます。
そのうち、学生時代も年数が経ち、進学のために試験が繰り返され、目標設定に応じてジッと座った状態を続ける勉強の時間を作らなくてはいけなくなっていきます。
つまり、ストレスがかかる環境にあなたは生き始め、同級生と会話をしても思春期になれば、お互いの精神状態がさまざまな調子がありますので、ますます発声より言葉使いに気を取られていたのでした。
そして、ストレスが環境で身体や心にかかると誰もがそうですが、ストレス解消が間に合わず、ストレスを溜めたまま放置して自律神経に乱れが出てきます。
あなたが今抱えている喉の奥の詰まった感じによる声が出にくいとされる症状は、自律神経の乱れで呼吸がうまくできず、浅い状態で息を吐く運動が停止し、息を吸う運動が代償するパターンが始まります。
声帯を使った声を発する運動には、呼気が気道を管状を保ち収縮する状態です。
呼気が保持されて発声すると、お腹に圧力がかかり力が入ってきます。
お腹の筋肉がおへそに向かって収縮していく感覚が出てきます。
呼気が適切にできていると、声帯は気道の収縮により閉じ、呼気の空気を排出する圧力で声帯が震えます。
イメージ的には、風船が空気中に浮いているとして、風船が浮くのを持続させたいなら、風船の下から空気を上に向かって与えると浮いた状態を持続できます。
風船を浮かし続けるのと同じで、圧力をかけると空気中に振動が加わっています。
この振動が息を吐くという外に向かっていく圧力を持続することで声帯が震えます。
震えると言えば、ブルブル身体が震えるような感覚しますが、風船の例えをイメージしてください。
息を吐くという1回の外に向かう圧力が声帯への振動となり、震えている間声が出て、時間が延びていくのです。
前述しました声がかすれる嗄声は、呼気によって声帯の震えがないため、浮いた風船が地面に落ちるのと同じ状態です。
声帯を震わせずに発声することはできます、口の形が母音の「ア・イ・ウ・エ・オ」に合わせて使ってきていますので、口の形を母音に合わせると発声ができます。
ただ、声帯を震わせず、口の形だけで発したとしても、音声が「ア・イ・ウ・エ・オ」の独立した音に発声できないので、音の状態によっては聞いている相手に聞き取れません。
声を出すときに息が吐けず、声帯が使えなくなっているのは、咽喉部の免疫過剰(異常)かストレスによる自律神経の乱れが出てる2つの原因が考えられます。
喉が詰まった感じで声帯が使いにくくなる2つの大きな原因
- 炎症性:血液検査
- 心因性:問診によるストレスチェック
この章では、呼気の外に出す圧力で閉まっている声帯が震えることで音が出る内容でまとめました。
次の章では、もう少し呼吸運動と声帯の震えを具体的に見ていきたいと思います。
声を出すときは息が吐かれ声帯が閉まり声が出る(説明)
声を出すと正常な呼吸と声帯の連動において人は、呼吸で息を吐くときは声帯が閉じて、その息が閉じた声帯を震わせる運動によって声を発します。
呼吸が環境因子や身体的、心的因子によって何らかの理由で浅くなって息が吐けなくなり、その状態で声帯が開放されたままで声を出すと声が出にくいと認識していきます。
喉が詰まった感じで声が出にくい症状で考えられる病気とは(具体例)
喉が詰まった感じで声が出にくい症状で考えられる病気は、風邪が原因で喉に炎症が起きているか、それ以外の病気では、急性咽頭炎や声帯ポリープなどが挙げられます。
喉が詰まった感じで声が出にくい症状が病気なのかを診断してもらうのは耳鼻咽喉科です。
症状によってはエコー検査、内視鏡検査を使って病気があるかを診断します。
喉の異常性で、喉が腫れた感じ、ヒリヒリ感、イガイガ感、喉が痛むなどの症状は、咽頭から喉頭にかけて何らかの炎症が起きている可能性があります。
病気名のリストとして、扁桃炎、急性咽頭炎、気管支炎などが挙げられます。
- 扁桃炎
- 急性咽頭炎
- 気管支炎
では、これらを詳しく見ていきましょう。
扁桃炎
扁桃とは、鼻の奥から食道までに食物や空気が通る管である咽頭内に存在し、リンパ組織が集合する部位です。
咽頭は食物や空気などに含まれた外界から体内に侵入する細菌やウイルスなどを防ぐ働きを扁桃は担っています。
扁桃に存在する4つの部位
- 咽頭扁桃(いんとうへんとう):咽頭円蓋に存在
- 口蓋扁桃(こうがいへんとう):口蓋弓の中間の陥没した部位
- 舌扁桃(ぜつへんとう):舌根に存在
- 耳管扁桃(じかんへんとう):耳管内口周囲粘膜下
咽頭から食道に入ってきた食物や空気内に体内に侵入すべきでない細菌やウイルスが含まれていると、この扁桃でリンパ球を増やして、防衛します。
細菌やウイルスは細胞に繁殖し細胞内の水分や血液、栄養分を吸収し人の体内を弱くします。
リンパ球を総動員させるため、高熱が出て、喉の奥の痛みで、詰まった感じと声が出にくい感覚も出てきます。
扁桃炎を防ぐ心がけは、手洗い、うがい、マスク使用によって感染予防することです。
急性扁桃炎の特徴・症状と治療法について【 医師監修 】|ファースト・ドクター
急性咽頭炎
急性咽頭炎とは、咽頭(のど)の粘膜やリンパ組織に生じる急性の炎症です。
咽頭とは、鼻腔や口腔の奥が体内に入ってきたウイルスや細菌をそれ以上侵入させないように反応します。
風邪ウイルスや食物内やテーブルやイスなどに付着する細菌感染によって咽頭に炎症が起こります。
急性咽頭炎の症状として、喉の奥の詰まった感じ以外に、倦怠感、頭痛、発熱などが現れてきます。
咽頭に炎症が強いと唾液も飲み込みにくく、喉に痛みが生じてきます。
咽頭炎から周囲の粘膜に炎症が拡張する症例がよくあります。
- 上咽頭炎:喉と鼻の間に痛み・乾き・後鼻漏(こうびろう)
- 副鼻腔炎・鼻炎:頭痛・鼻水
- 扁桃炎:発熱・喉の痛み
咽頭炎では、慢性咽頭炎では他者に感染せず、急性咽頭炎では感染します。
- 急性咽頭炎:感染する(原因:風邪ウイルス・インフルエンザウイルスなど)
- 慢性咽頭炎:感染しない(原因:飲酒・喫煙・排気ガス・ほこり)
咽頭炎の自分でできる治療法は、マスクをつける、乾燥を予防する、喉が痛みがあると食事が摂れないため、おかゆ、うどんなどを摂る、エネルギー補給のためにブドウ糖が入ったゼリーと摂る、などがあります。
気管支炎
気管支炎は、気管支に炎症が起きる病気で、インフルエンザウイルスなどのウイルスが原因による急性気管支炎と、百日咳、抗酸菌や緑膿菌などの感染症などが原因による慢性気管支炎があります。
症状は、咳やたん、発熱などが主で、呼吸するときに喘鳴(ぜんめい:ぜいぜい、ひゅーひゅーなどの呼吸音)や息切れを起こすこともあります。
気管支炎では喉に詰まった感じが起こるのですが、同時に起きる症状に咳や発熱などがあるかを確認してください。
気管支炎のほとんどがインフルエンザなどのウイルスですが、細菌以外ではマイコプラズマと言われる微生物が何らかの経路で体内に入り、気管支に炎症を起こす原因にもなっています。
喉の詰まった感じと咳が起きてしまうと、気管支炎は治っても咳が1〜2ヶ月持続する場合があって、喘息や肺炎に悪化していく症例もあります。
気管支炎の原因をまとめておきます。
- 急性気管支炎:インフルエンザ・マイコプラズマ
- 慢性気管支炎:咳を引き起こす感染症・副鼻腔気管支炎症候群・びまん性汎細気管支炎・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・結核菌・非結核菌性抗酸菌症
慢性閉塞性肺疾患(COPD)-07 |MSDマニュアル家庭版
扁桃炎、急性喉頭炎、気管支炎は喉の奥の詰まった感じと喉の違和感を生じる病気でした。
次に上げる病気は、声のかすれが生じる病気です。
声のかすれは、前述しましたが、嗄声(させい)と言われる声の状態です。
喉頭や声帯にポリープ、結節、萎縮などの構造的な変性が現れます。
声のかすれが症状で出てくるものは、数日間声を出さないでいれば、改善してきます。
声帯ポリープ
声帯ポリープは、呼吸運動の呼気が機能的にできないと、声帯の震えが一部の組織しかできなくなり、組織に負担がかかります。
ポリープとは?
皮膚・粘膜などの面から突出し、茎をもつ卵球状の腫瘤の総称です。
声帯結節
反回神経まひ
反回神経は、声帯の開閉を脳内から神経伝達する神経です。
反回神経の構造はは、起始部が脳幹で枝分かれをして、頭蓋内から下行して、声帯を一旦素通りし、胸郭内に入り、左側は大動脈弓、右側は鎖骨下動脈の下方で折れ曲がり食道を横を通り、甲状腺まで上行。
甲状腺の裏側を通り、声帯に上行する複雑な神経経路を持つ神経です。
この複雑な経路のどこかで神経圧迫などによる障害が起きると、発声における声帯の開閉に運動麻痺が起こり、声を出すときに声帯を閉められなくなります。
声を出すと、完全に声帯が閉じられていないので、気道から空気がもれて、声がかすれます。
反回神経障害が起こったときに、声帯が閉められたまま麻痺が起きると、気道に空気の出し入れがうまくできなくなり、呼吸困難や喘鳴(ぜんめい:ゼーゼーと鳴る呼吸音)になることがあります。
反回神経に障害を与える病気をまとめておきます。
反回神経障害の原因となる病気
- 脳幹付近の頸静脈孔腫瘍
- 頸部の甲状腺腫瘍
- 胸部の肺がん・食道がん
- 乳がんなどによる縦隔リンパ節転移
- 弓部大動脈瘤
これらの病気は生命に重大な損失与える恐れがありますので、反回神経麻痺と診断されたら、大きな専門病院で徹底的に原因を探してください。
声帯萎縮
声帯炎
扁桃肥大
首にしこりがある状態で考えられる病気
咽頭炎によるリンパ節炎
頭皮生え際の擦過傷に伴うリンパ節炎
ww
伝染性単核球症
亜急性壊死性リンパ節
化膿性リンパ節炎
ww
ネコひっかき病
ww
まとめ:呼吸と声帯の連動不良で喉の奥が詰まり声が出にくい
この記事では喉の奥に詰まった感じで声が出にくい症状がどのような状態で起こるのかを見ていきました。
喉を奥が詰まった感じがする症状で、喉頭から食道の入り口にかけて何か病気の疑いがある症状は、
- 食物が飲み込みにくい
- 首にしこりがある
の2つでした。
この症状以外で喉が詰まった感じで声が出にくい症状は、喉頭の機能低下が原因で声が出にくくなっていると考えられます。
その機能低下が起きている原因は、自律神経の乱れによって呼吸が浅くなり、その状態で声帯が使えないのに声を出し続けたからです。
自律神経の乱れは、あなたが生きている環境の中で望んでいない事象が現実世界に起きたり、空想内で認識されたりすることでストレスと感じた瞬間起きるのですが、自分では抑制にしようがありません。
知らないうちに自律神経が乱れ、呼吸が浅くなってきていました。
声を出す行為である発声は、呼吸と密接に関係をもち、呼吸に合わせて声帯を活動的にさせて、声が出るのです。
大阪堀江・新町にお住まいの方限定の出張パーソナルトレーニング
上記以外にお住まいの女性の出張パーソナルトレーニング
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