このようなお悩みをこの記事で解説します。
わたしは大阪を中心に活動する女性限定で自宅出張スタイルでパーソナルトレーニングを実施するトレーナーのtakです。
仕事で座っているとお腹の痛みがあるのですね。便秘がちなのでお腹が痛いからといって仕事中にトイレにながくいける雰囲気ではないと思うので、お腹の痛みを抱えたまま仕事を続けるのは毎日苦痛ですよね。
座っている姿勢でお腹が痛くなるのは便秘からくるのではありません。
卵巣か子宮からきていると考えられます。
詳しく症状をヒアリングしたところ、あなたは30代前半に妊娠をして検診をしたときに判明した子宮内膜症をもっているのですね。
40代をこえると、子宮内膜症の月経で子宮内膜が剥がれるのが、あなたは卵巣に子宮内膜が発生しているので、月経でも卵巣でできた子宮内膜は膣から排出できなくなっています。
座っている姿勢でお腹が痛むのは、子宮内膜症の症状だったのです。
この記事を読んでわかること
- 座っている姿勢でお腹が痛むのは、卵巣か子宮が原因の可能性
- 子宮内膜症は月経が続く歳まで年々ひどくなっていく
- 子宮内膜症は西洋医学では腹腔鏡手術で卵巣を切除する
子宮内膜症の痛みの症状。座り姿勢が長くなるとお腹の痛みがある。
30代前半に子宮内膜症と診断されて、妊娠、出産を経て、そこから婦人科検診でも、そのままにしても問題ないと言われるので、気にせず、毎日を過ごしていました。
出産後、デスクワークである仕事に復帰し、2年が過ぎたころ、座っているとお腹の奥に痛みがある不快感が出てきたのです。
子宮内膜症は、子宮内に卵巣で卵子と精子が受精し、受精卵となって卵管を通って、子宮内にもどり、子宮壁に着床するための厚い膜が、子宮以外で作られる症状です。
子宮内なら受精卵が子宮内膜にこなければ、必要なくなるので月経の時期に子宮内膜ははがれ、血液とともに膣から排出されます。
子宮内膜症は、子宮の外側、子宮の前面の腹膜と子宮の間、この記事の症例の女性は卵巣に子宮内膜ができていました。
子宮内でない部位にできた子宮内膜は、月経周期と同じサイクルでその部位ではがれ、血液の中に入ります。
子宮内なら膣の出口から体外に出せれますが、子宮以外や卵巣にできた血液は外に出ていける出口がありません。
よって月経のたびに血液が残ってしまい、どんどん溜まっていき、そこが炎症し、痛みがひどくなってしまうのです。
座り姿勢では、骨盤が後傾方向にたおれるポジションになりやすいので、血液で重くなっている卵巣が後方に押し出されます。
背骨の前面を通る筋膜と卵巣が圧迫されることにより、座っている姿勢で痛みが出てくるのです。
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子宮内膜症で卵巣の腫れが座り姿勢で肋骨と脊柱が圧迫
30代前半で子宮内膜症を発症していると、40代になると卵巣が徐々に大きくなっていきます。
子宮内膜が排出されないで残っている卵巣は、ケーキを作る際、チョコレートが入った袋をパティシエが絞り出す道具のように見えることから、そのような卵巣をチョコレートのう胞といいます。
のう胞の中に血液がたまり続けると、卵巣自体はどんどん大きくなっていき、腫れてきます。
月経になるとのう胞が炎症を起こすのと、大きくなった卵巣が周囲の臓器に癒着(ゆちゃく)が起こると、ひどい生理痛や月経時以外の慢性的な下腹の痛みを引き起こします。
立った姿勢で仕事をする立ち仕事の女性は、わたしの見てきた女性では月経痛はひどい症状でしたが、月経時以外の痛みは座り仕事をする女性よりはないようです。
座り姿勢を長時間続けると痛みがひどくなり、卵巣への血液量が多くなって、のう胞が大きくなることで悪化していきます。
子宮内膜症と診断されている女性は、なるべく座り仕事を避け、短時間にするか、立ち仕事を選ぶのが良いでしょう。
閉経になると月経がなくなるので、のう胞は萎縮して小さくなる症例もあるようなので、誰もが手術したいとは思わないですから、座り姿勢を長い時間取らないという卵巣に負担をかけない日常生活の中で習慣化していってください。
座り姿勢で足の乳酸がたまると炎症反応が強く子宮内膜症の症状が悪化
子宮内膜症が座り姿勢で痛みがひどくなるのは、卵巣にあるのう胞の炎症だけが原因ではありません。
炎症による痛みは血液内に作られた発痛物質が流れるので卵巣以外で発生しても卵巣が痛くなることがあります。
座り姿勢を長い時間続けると、膝から下は地面の垂れてるので、足先まで心臓から運ばれた血液はふくらはぎまでは戻ってきますが、それ以上は筋肉の収縮のポンプ力がないと戻れません。
心臓に戻れなかった血液はふくらはぎで汚れた血液を代謝しようとして疲労物質の乳酸を発生させ、ふくらはぎに残ったままとなります。
この乳酸はその内血管内で炎症を生み、血液内から発痛物質を出ていき、卵巣ののう胞にたまる子宮内膜と血液にも反応を出し、炎症を強めるのです。
子宮内膜症で痛みが強くなっている女性に、膝から下を皮膚接触し、皮膚に小さな運動を入れ、温めた後、筋肉を骨に付着する形状に合わせて、筋肉を収縮する運動を繰り返していくと、下腹の痛みが取れます。炎症を足の運動によって抑えることができたからです。
子宮内膜症を抱え、デスクワークをしなければならないのでしたら、かなりきついストッキングを履くと、ふくらはぎを圧迫して乳酸が除去されやすくなります。
デスクの下に足を乗せると膝がまっすぐに伸びるぐらいの高さの台をおき、一時間ごとに台の上に足をおけば、筋肉が伸びる状態となりますので、乳酸が除去されます。
子宮内膜症は月経が毎月きてそのたびに卵巣ののう胞が大きくなりますので、卵巣に負担をかけない姿勢と乳酸がたまらないようにからだのポジションを変えることで、手術しなくても済む場合もありますので、日常生活で気をつけるようにしましょう。
まとめ:子宮内膜症は座り姿勢が2時間以上続くと痛みが強くなる
この記事で取り上げた症例の女性は、40代で子どもが1人。
30代前半に妊娠し、そのときの検診で子宮内膜症の初期であると診断され、卵巣に腫れがある病状でしたが、妊娠していたので手術はせず、出産後もそのままでした。
出産後、生理が半年後に戻り、そこから生理痛がそれまで経験していたように起こり、単なる生理痛だと自己判断していました。
出産後仕事復帰し、週5回1日7時間以上のデスクワーク。
ある日、座り姿勢を2時間以上続けると、お腹の奥に痛みが出てきました。
便秘がちだったので、便秘からくる腸の痛みかなと思っていましたが、実は生理が戻ってから、子宮内膜症がどんどひどくなっていたために起こった痛みでした。
子宮内膜症は生理が続く以上、子宮内膜が卵巣に残ってしまい、生理でも膣から排出されないままたまってしまっていたのです。
そして、座り姿勢が長くなると、ふくらはぎの循環不良によって乳酸がたまり、その結果炎症反応が起こり、卵巣の子宮内膜に痛みの反応が出ていたのでした。
この記事を読んで、妊娠の経験なく40代を迎え、生理痛がひどいと感じる女性がいましたら、子宮内膜症のケースもあります。
子宮内膜症は医学的に手術を選択するのが良いとされています。
閉経すれば、卵巣機能が弱くなり、腫れもなくなるみたいですが、そのままにしておくと卵巣がんの発症率も高いので、手術をすすめてきます。
薬で改善させる選択もありますので、婦人科医と相談の上、どの治療をするのかを決めてください。
パーソナルトレーナーとしてさまざまな症例を見てきましたので、病院に行くまえに相談したいと思ったなら、お問い合わせくださいね。
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この記事のライター
感覚で身体を変化させるスキルを持つパーソナルトレーナーtak
パーソナルトレーナー歴;21年
運動しないで美しくなれる方法を研究
わたしのパーソナルを受けた女性は年齢不詳になると人気が出る
運動しなくても美しさが保てるように、皮膚接触で脳を修正し、免疫、循環から変化させるパーソナルトレーニングを実践。
趣味;読書(哲学書)街をウォーキング、温泉に入る
あなたに出会える日を楽しみにしています。