このようなお悩みをこの記事では解説します。
わたしは大阪を中心に女性限定で自宅出張スタイルでパーソナルトレーニングを実施するトレーナーのtakです。
女性の病気予防を運動とからだの緊張を取り除くアプローチをして、体調を整えるパーソナルセッションです。
みぞおちの痛みは、ズキズキやシクシクなどの強い痛みが出てきますので、とても不快感です。
お腹の調子が悪くて出てくる痛みとまったくタイプが違い、みぞおちの痛みはずっと痛みが続いていきます。
このような痛みが長く続くと、内臓に何がおかしいところがあるのではないかととても心配ですよね。
そんなあなたに知ってもらいたいのが、みぞおちの痛みで考えられる病気の知識です。
この記事を読むと、みぞおちの痛みに関係する病気がわかります。
またはみぞおちに痛みがあるけど、この記事を読んでいくと、自分の痛みは病気でないおおよその判断もできます。
病気の可能性があるなら、病院で見てもらい、病気の可能性がないなら、安静に過ごし、食べる量を減らし、消化器を休ませるか、みぞおちに痛みが出る原因のストレスを見直してもらえると。痛みが少しずつ軽減していきます。
この記事を読んでわかること
- みぞおちが痛い原因で考えられる病気がわかる
- みぞおちが痛いのは95%が精神的なストレスからきている
- みぞおちが痛いのは胃、十二指腸、膵臓、胆のうが関係している
みぞおちが痛い原因で考えられる病気とは?
みぞおちが痛い原因で考えられる病気とは、下記のとおりです。
みぞおちの痛みの特徴は、締めつけられるような不快な感覚で、ひとと接したり、話をしたりがとてもおっくうになり、ひととのコミュニケーションを避けたいと思う苦しさがあります。
- 急性胃炎
- 神経性胃炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 急性虫垂炎(盲腸)
- 食中毒
- 胆石症
- 胆のう炎
- 胆道ガン
- 膵炎(すいえん)
- 心筋梗塞
急性胃炎
仕事が多忙で会社や家庭内での複雑な人間関係からのストレス、仕事の付き合いから断れない飲み会や食事会が続くと、胃に負担がかかり、胃の粘膜がただれ、急性胃炎になります。
外部から侵入したウイルス、ピロリ菌の感染、食中毒、アレルギーによる胃の過度の収縮での胃酸過多などもみぞおちの痛みとして現われ、ひどいときはみぞおちがキリキリ痛み、気力が奪われるような感覚です。
嘔吐、吐血(とけつ)、下血(げけつ)を起こすこともあります。
神経性胃炎
仕事によるストレス、家庭内の人間関係のすれ違い、自分の人生に対する失望感、未来に期待がもてないなどのストレスから自律神経に乱れで胃酸が過剰に分泌される神経性胃炎です。
みぞおちの痛み以外も出てきます。
- みぞおちが痛む
- 気分が落ち込む
- のどがつかえる
- 胸やけがする
みぞおちの痛みの原因で多いのは、この神経性胃炎で、ストレスを環境から除去することが難しいため、胃炎が慢性化していきます。
早急にストレスを環境から受けている事実と向き合い、自分を知ることが大切です。
胃潰瘍
ストレスなどの刺激が胃の粘膜に本来は消化分解に使用する胃酸や消化酵素が入り込み、胃粘膜や胃壁を溶かすことで起こるのが胃潰瘍です。
ストレス以外の胃の粘膜を傷つけるものは、ピロリ菌や他の症状や病気で飲用するステロイド薬もあります。
- ストレス
- ピロリ菌
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤
- ステロイド薬
炎症が起きるまで症状があまりなく、最初は軽いみぞおちの痛みや胸やけからはじまり、ひどくなるとみぞおち付近ズキズキとした痛みが重苦しく現れます。
胃潰瘍の痛みは、潰瘍部位に食物が胃に入ってきて刺激されて感じるので、食事中や食事後にみぞおちが痛くなるなら、胃潰瘍の可能性があります。
十二指腸潰瘍
胃潰瘍と同じく、ストレス、ピロリ菌、ステロイド薬などが十二指腸の粘膜を刺激し、十二指腸潰瘍を起こします。
胃潰瘍と同じ部位のみぞおち付近がズキズキ痛み、背中を丸めて、手を押さえたくなる苦しさがでます。
環境に存在するストレスとストレス解消目的でアルコールの摂りすぎ、たばこの吸いすぎなどの複数の刺激で十二指腸潰瘍は起こります。
急性虫垂炎(盲腸)
大腸の始まりである腸管の一部が突出する部位の虫垂は、一般的に右下腹部hrとに存在します。
この虫垂に炎症を起こすのが、急性虫垂炎で「盲腸」と呼ばれています。
盲腸の原因は、さまざまで特定される原因はまだ見つかっていませんが、異物や便が虫垂の突出する袋に詰まる状態で起こるとされています。
初期症状でみぞおちの痛みを感じる症例が多く報告され、嘔吐や下痢を伴います。
虫垂炎を特徴的な痛みの変化が、みぞおちの痛みから徐々に右下腹部へと移動し、だんだん時間と共にひどくなってきます。
虫垂炎は炎症がひどくなると、虫垂に穴が開くことがあります。
穴から炎症の排出物である膿が虫垂より外に出ると高熱が出てお腹を押さえられるだけで痛くなります。
虫垂炎の痛みの変化
初期症状はみぞおちに痛み→徐々に右下腹部→広範囲に広がり、嘔吐も伴う
食中毒
食中毒は、みぞおちのズキズキ、キリキリした鋭い痛みと吐き気、嘔吐、発熱、下痢が同時に出てきます。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の痛みが6ぐらいで、食中毒の痛みは10といった主観的感覚です。
食中毒の痛みは明らかに他の慢性疾患とは全然違いますので、気づきやすいです。
- 6時間前に摂取した食事を振り返る(生もの、保存期間の長い料理、外食)
- みぞおちに耐えられないぐらいの痛みがある
- 吐き気、嘔吐、発熱、下痢がある
この3つの条件がそろえば、食中毒の可能性と考えてください。
毒素を含む食物は、ふぐ、きのこ、じゃがいもの芽、かき、生ものの肉や魚です。
食中毒を引き起こす細菌は下記の種類があります。
- 生肉に生息するカンピロバクター
- 鶏や卵に生息するサルモネラ菌
- 生の魚介類に生息する腸炎ビブリオ菌
- 人の皮膚の傷口に繁殖する黄色ぶどう球菌
食物に付着した細菌が体内に侵入して体外に排出させるための免疫系の反応ですので、丸2日は通常の日常生活などを含めた筋肉を使う行為を少なくし、安静にして、血液の自然に胃腸に集めると、体外への排出が早くなり、症状が短時間で改善します。
胆石症
胆石症は脂質を消化する胆汁という消化酵素が胆のう、胆管、総胆管に胆石が溜まることで起こる痛みです。
胆石症は、みぞおちにシクシクする痛みと、特徴的な痛みとして、右肩に響くような痛みが出てきます。
右肩が痛いと肩に付着する筋肉が原因かなと思えますが、肩の痛みであると外に動かす(外旋:がいせん)運動や後ろや腰に手をまわす(伸展:しんてん、内転:ないてん)運動で痛みが出ます。
よって、何もしていないのに右肩付近に存在するなんともいえない痛みとみぞおちの痛みがあれば、胆石症の可能性があります。
- みぞおちの痛み:80
- 右肩の痛み:20
- 発熱・吐き気・嘔吐・顔色が黄色(黄疸:おうだん)
胆汁の流れが悪くなると、冷や汗が出て、立っていられなくなります。
みぞおちの痛みが広範囲になり、最初はみぞおちが痛いと分かっていた症状が、お腹のどこが痛いか説明できないぐらいの痛みに発展します。
胆汁の流れが悪くなると、肝臓から脳に伝達され、血液内にビリルビンといわれる色素が増加して、皮膚、眼球、全身の粘膜、体液が黄色に染まります。
胆のうの炎症が強くなる、胆管や総胆管の胆汁で閉塞が起こると発作がおこり、ショック症状によって全身の血液供給が抑えられ、顔がまっ青になり、意識が朦朧(もうろう)とします。
脂質の摂取が多い食生活、体内に慢性炎症を起こす体質で肥満細胞(脂肪)が増殖傾向があると、胆石症が起こりやすいです。
胆のう炎
胆のうに起こる炎症を総称して胆のう炎といい、「急性胆のう炎」と「慢性胆のう炎」に分けられます。
胆のう炎の種類
急性胆のう炎
-
- カタル性胆のう炎:胆のうが軽く炎症が起きている
- 化膿性胆のう炎:膿が溜まり、胆のうが腫れている
- 壊死性胆のう炎:重症化し胆のうの一部が壊死し、穴が開いたりする
- 気腫性胆のう炎:細菌の影響で胆のうの内外にガスを発する
- カタル性胆のう炎:胆のうが軽く炎症が起きている
慢性胆のう炎
- 急性胆のう炎を経て、胆のうの壁が硬くなり、萎縮して機能低下。急性胆のう炎より症状が軽減
胆のう炎の症状での痛みの特徴は、食後に現れ、持続的に痛みが継続します。
胆のう炎にかかった女性に症状を聞くと、食後に痛みがまったく途切れることがなく続き、動けなくなると言っています。
胆のう炎発症の痛みの部位は、右側上部の肋骨のあたりやみぞおちの痛みが起こり、休みなく持続します。
胆のうの炎症が強くなると、右肩や背中に痛みが広がり、もっとひどくなると息を吸っただけで激痛が走るようになります。
胆のう炎の痛みの変化
初期症状:右側上部の肋骨のあたりやみぞおちの痛み→右肩や背中に痛みが広がる→ひどくなると息を吸っただけで激痛が走る
痛み以外の症状として、高熱や吐き気、嘔吐、食欲不振を伴うことが多くあります。
胆道ガン(胆管がん・胆のうがん)
肝臓から分泌された胆汁は胆管を通って胆のうに一時的に貯蔵された後、乳頭と言われる胆のうの出口から十二指腸へ流れる間の管に発生する悪性腫瘍の総称を胆道がんと言います。
胆道がんの初期症状はほぼ無痛なので早期発見がとても難しい病気です。
がんが進行すると共に、黄疸(おうだん)、みぞおちや右の脇腹の痛み、吐き気や嘔吐、体重減少などの症状が現れます。
胆道がんの痛みの変化
初期症状:ほぼ無症状→みぞおちや右の脇腹の痛み
膵炎(すいえん)
急性膵炎は、胆石症のよる合併症かアルコール摂取量が多いと起こる膵臓での炎症反応です。
アルコール摂取量が多い基準として、アルコールを摂ってもあまり酔わない体質の人によく起こり、毎日摂取するか、1回のアルコール摂取量がビール5杯近く飲む、アルコール濃度が高いものをよく飲むなどで急性膵炎は発症しやすくなります。
お酒を飲むとみぞおちの痛み以外に発症する病状では片頭痛が挙げられます。
片頭痛はお酒を飲んで肝臓と膵臓の消化酵素でアルコール分解物質がすぐに排出されないと血管拡張作用で起こります。片頭痛の症状がある人は、片頭痛が飲酒でひどくなる隠された真の原因とは?肝臓と膵臓の分解酵素が効かないの記事で書いています。また見ておいてください。
飲酒の片頭痛についての記事
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胆石症による膵炎は女性に多く発症します。
膵炎を起こすとほぼ98%はみぞおちのあたりに激痛を感じます。
膵炎の炎症が悪化すると、みぞおちの激痛は背中を突き抜けるような痛みもプラスされます。
日常生活の動作でも痛みを感じ、せきや深呼吸をするときも痛みが出て、苦しくなります。
発熱や吐き気、嘔吐も起こります。
膵炎の痛みの変化
- 急性膵炎:初期症状:強い痛みが突然痛みが発生→みぞおちから左脇腹の痛み・背中の痛み
- 慢性膵炎:みぞおちや背中に突然発作的な痛みと激しい痛み
かぜの症状のあとに咳(せき)が出て、なかなか改善しない場合の原因を書いた夜になると止まらない咳。1週間以上咳が止まらないのはどこが悪いの?の記事と膵炎を起こす膵臓の構造について知りたい人は、膵臓の組織の構造を分かりやすく説明|人生の質を上げるには膵臓の健康が必須に書いてます。また見ておいてください。
膵炎は急性膵炎の後、慢性膵炎に長期的に気づかないうちに悪化し、膵臓機能低下でたんぱく質や脂質の消化吸収が難しい体質となることもあります。膵炎はストレス、暴飲暴食などの生活習慣の乱れが原因ですので、ストレスを解消する方法をあなたの中で作ってもらいたいですね。
心筋梗塞
心筋梗塞は、突然胸やみぞおちに激痛が起こり、冷や汗や吐き気が見られ、胸の痛みは30分から数時間続きます。
心筋梗塞は、心臓に筋肉に血液を送る冠動脈が狭くなり、そこを血液が滞ることで固まりができる血栓によって、完全に血液の流れが完全に止まってしまう病気です。
血液の流れが心臓に供給されず、心臓の筋肉である心筋が死滅し、心不全が起こり、死に至ることもあります。
精神的ストレスが環境にあると、からだとこころが緊張状態になるので、自律神経のうち交感神経がスイッチ入ります。
交感神経は心臓の収縮を高めるように伝達し、血圧を上げて、血液の流れを多くしますが、ストレスがかかっている血管は硬くなり、伸張性が失われ、狭くなっているので、そのときに詰まってしまうのです。
心筋梗塞は精神的ストレスが原因で起こります。
心筋梗塞と診断されたなら、ただちに生活環境の見直しが必要です。
- 転職する
- 仕事の部署を変える
- 仕事での人間関係の作り方を変える
- 一人の時間を作る
- 運動し副交感神経にスイッチを入れる機会を作る
心筋梗塞は死に至ることもあるので、ご家族と相談して、仕事を休むか、仕事を変えるか、仕事の部署を変えてもらえるように上司に相談する、などを早急にしてください。
みぞおちが痛い原因は精神的なストレスが95%関係する
上記にあげてきたように、みぞおちの痛みの原因は精神的なストレスが95%関連しています。
みぞおち周囲には、食物の消化吸収の働きの消化器である胃と十二指腸、糖質、たんぱく質、脂質を分解する消化酵素を分泌する膵臓、脂質の消化酵素を分泌する胆のうの胆汁などは、ストレスによって、敏感に反応します。
ストレスが多いと、食欲が減退して、食べる気がなくなるのは、みぞおち周囲の迷走神経が見てくれているからです。
人に今の自分の調子がどうなのかを聞きたいときは、「最近、食欲ありますか?」と問いかけます。
食欲があるかないかを聞き出せるだけ、その人が生きている環境にどれだけのストレスが存在してるのかがだいたいわかります。
みぞおちの痛みの病気で多い胃潰瘍はストレスで胃酸が過剰に分泌されて胃の粘膜を溶かします。
みぞおちの痛みは、あなたが自分自身を落ち着いて見つめるために迷走神経といわれる消化器をマネジメントしている神経系がいつもたえまなくモニターをしてくれています。
まとめ:みぞおちが痛い原因は精神的なストレスからきている
みぞおちに痛みを感じるなら、精神的なストレスからくる症状だと考えましょう。
あなたの生活に何かストレスはありませんか?
ストレスとは、外部から入る刺激(ストレッサー)によって神経的に負荷となり、身体的、精神的な痛みや発熱、違和感が出ていることです。
ストレスは生きるために避けられないですし、自己成長のためにストレスを受けることでそれまでの何倍ものスキルや知識が得られます。
でも、ひとりひとりストレスを負荷として受け入れられる許容範囲があって、それを超えると、みぞおち部分の神経系が過度に興奮して、消化器などの臓器を収縮させ、痛みが出てきます。
ストレスを受けたみぞおちの部分で考えられる病気は、
- 急性胃炎
- 神経性胃炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 食中毒
- 膵炎(すいえん)
- 心筋梗塞
みぞおちの痛みが1週間以上続くなら、消化器専門の病院を受診してください。
もし病気が見つかっても、不安にならなくても大丈夫。
みぞおちの痛みはそれらの病気が原因ではなく、環境から受けたストレスからきていますので、病院で治療を受けながら、運動や食事バランスを見直し修正すること、これまで生きてきた人生を省みて、今の生活が本当に幸福なのかを問いかけるようにしましょう。
この記事では、女性の悩みを取り上げた記事も書いていますので、みぞおちの痛みを改善するためにぜひ読んでおいてください。