パーソナルトレーニング 姿勢改善

女性の身体の緊張で前向きに生きられない|自然と調和できる心身調整方法を説明

女性の身体の緊張で前向きに生きられない|自然と調和できる心身調整方法を説明

身体の緊張で女性が前向きに生きれない

最近、からだがしんどくて、わたしの周囲で起こる小さな出来事にもストレスを感じます。人といるのがとても嫌になり、これからうまく人間関係を保ち、仕事をしていけるかが心配です。からだのしんどさを取れば、前向きになれますか?教えてください。

あなたはこんなお悩みをもっていますね。

生きることは、あなたの身体の緊張の自己調整次第で変化します。
あなたの目の前に起こる出来事やそれに応じるあなた自身の内面が生きるというスクリーンを演出します。

身体の緊張があると、内面は閉ざされ、たったひとつだけの大きな世界に向いて生きるためのエネルギーがうまく生み出せなくなります。

仕事でもうまくいかず、また小さな出来事にも必要以上に反応しストレスになるのも、身体の緊張があるからゆがまされたスクリーンがあるのです。

身体の緊張を解放できると、目の前に広がる世界は全然変わります。

わたし自身、原因が分からない腹痛に悩まされた時期がありました。
病院に行っても、いろんなセラピーを受けてみても何ひとつ解決しなかったのですが、身体の緊張について自分で知ったとき、すべてが解決されたような軽さになれ、腹痛がなくなりました。

わたしは誰かに頼って自分の身体の緊張を解決できたわけではないので、時間がかかりました。
辛い時間がとても長く、学校に行くのも毎日憂鬱な気持ちでしたし、仕事を始めてからも、体調不良に悩まされましたが、今ではそんな悩みはなく、その日の調子にそのまま合わせることで、スムーズに毎日が過ぎています。

この記事では、身体の緊張によって生きることがしんどくなっている女性に向けた内容で書きます。

こんなお悩みある方は、ぜひ読んでいただき、楽に生きれる考え方を手に入れてくださいね。

この記事を読んでわかること

  • 身体の緊張が視野をゆがませ、ストレスが高くなり、生きるのがしんどくなる。
  • 身体の緊張を解放する日常動作のポイントがわかる。
  • ストレス、不安、恐怖が身体の緊張の変化した流れがわかる。

身体の緊張をなくせば、前向きに生きていける

身体の緊張をなくせば、前向きに生きていける

広い世界に小さなあなた

身体の緊張は、身体の存在に意識が向けられず、現実世界の小さな出来事に対して意識的に受け入れたことで起こります。

身体について誰からも教えられる機会がなく今まで生きてきました。

知的欲求MAX女の子
それってなぜなの?

身体の構造は、あまりにも当たり前のようにあなたの内側にあるので、自分からは見えません。
そして、生まれた瞬間から、身体はあなたがこの世という環境に適応するために運動をし続けてくれています。

でも、そんな運動はあなたに何も伝えてくれていません。
脳内の無意識の領域があるという脳科学を知らないと、今あなたの内面で起こっている運動を知覚することができません。

これは、脳内の構造だから仕方がありません。
身体の構造をあなたは客観的に知る機会がないまま、乳児期や幼少期を終え、大人になってきました。

そして、徐々に人間関係も複雑なものとなり、同時進行で二つ以上の課題を抱えて生きる環境になり、身体はますます見えないところに置かれてしまい、身体の緊張に気づけなくなっています。

幼少期までは勉強して学校生活をするというひとつの課題で済んできましたが、大人になると、社会、家庭、自分、人間関係、自分の健康維持、自分の未来、ビジョンのための努力などの複数の課題を抱えて生きています。

生きることのベースは、身体にあります。

身体を意識しても、スポーツ選手でないんだから、そんなの価値がないと思うかもしれません。
身体が生きることの活動の中心であるのを教えてこなったために、脳内の価値基準には書かれていないのです。

内発的に動機づけられていた課題に対して,成績に応じた外的金銭報酬を付加すると,内発的動機 は低下する(アンダーマイニング効果)。内発的に動機づけられて課題を行っているときは,外的金銭報 酬がなくても,課題開始の合図に対して前頭前野外側部が反応し,課題をうまくこなすことができただけ で線条体が反応したが,アンダーマイニング効果によって内発的動機が低下すると,課題開始の合図に対 する前頭前野外側部の反応も,課題をうまくこなすことができたときの線条体の反応も,外的金銭報酬な しには見られなくなった。

内発的動機づけとその変 動には,前頭前野の外側部と腹内側部そして線条体が重要な役割を果たしている

線条体は,脳幹の中脳にある特別な神経細胞から も大量の軸索投射を受けている。この中脳の神経細 胞は,たくさんの枝分かれをした軸索を線条体に大 きく拡げ,その軸索終末からはドーパミンという神 経伝達物質を放出するので,中脳ドーパミン細胞と 呼ばれる。実はこの中脳ドーパミン細胞が,欲求を満 たすための行動が動機づけられる鍵となっている。

中脳ドーパミン細胞の多くは,何か予想外に嬉し いことがあると,そのときだけ一過性に活動電位の 頻度が上がる。予想していた通りに嬉しいことがあ ったときには,そのような一過性の活動変化を示さ ない。そして,嬉しいことがあると予想していたに もかかわらず,その期待が外れてその嬉しいことが 起こらなかったときには,活動を一過性に低下させ る。このように中脳ドーパミン細胞は,実際に起き た結果と予想との差の信号,「予測誤差信号」をコ ードしている(Schultz 1998)。したがって,この 予測誤差信号が,中脳ドーパミン細胞が線条体に伸 ばした軸索終末からのドーパミン放出の度合いとし て,線条体に伝わることになる。 ある行動をしている最中に,この予測誤差信号を 中脳ドーパミン細胞から受け取ったとすると,その とき線条体は,前頭葉からは,どのような運動や行 動をどのような条件下で起こしていたかについての 情報を同時に受け取っているはずである。ある行動 を起こした結果,予想外に嬉しいことがあったとす ると,そのときに一時的に多くのドーパミンが,線 条体の神経細胞に受け渡される。すると,ドーパミ ンによって,その特定の行動の情報だけが,より効 率的に受け取られるように,線条体の神経細胞の働 きが少し変わると考えられる。逆に,ある行動を起 こした結果,期待外れなことがあると,一時的にド ーパミンが受け渡されなくなる

つまり、価値基準とお金が結びつくと、無意識領域の動機が落ちるという脳内の反応を言っています。
お金に関係しないとそこに価値をもたなくなってしまう上に、中脳の線条体に出されるドーパミンが低下するのです。

身体について考えるのは、生きることに価値がないと誤った価値判断をしています。
身体について幼い頃から教えられていたなら、仕事をするのも身体活動がないとうまくいかないと考えれらたはずですがそれがありません。

なので、あなたが最近前向きに生きられないのは、あなた自身の問題だと思って抱えています。
けっしてそうではなく、生きることは身体そのものだと思えていないからです。
そして、ストレス、不安、恐怖のよってこころがストレスを受けたときの受け皿が身体となっていったのです。

身体があなたのとって無関心なものになっていますし、身体の存在が脳内に発達していないので、振り返る経路がまったくないのです。

身体の緊張を解放できる意識をこの記事で知ってもらえると生きていて見える視野が全然変わってきます。

takのパーソナルトレーニングのお問い合わせ

身体の無意識の知覚に意識を向けて緊張を解放してみよう

あなたが悩んでる身体の緊張が解放されると、前向きに生きていけます。

身体の緊張が慢性的に起こると、あなたはその不快感である緊張を意識します。
脳内には、快楽を感じるホルモンと快楽を抑えようとするホルモンがあります。

だいたいの割合ですが、

  • 快楽のホルモン=30%
  • 快楽を抑えるホルモン=70%

です。

心が疲れ、不安や恐怖を感覚的にとらえてしまうと、快楽を抑えるホルモンによって、筋肉に向かう感覚神経がアンバランスになります。

このアンバランスが身体の緊張が感覚となって感じるのです。

身体の緊張を維持したまま日常動作をすることで、緊張はより学習され、このまま維持します。
脳内は、身体を日常動作で運動した緊張状態で運動を実現していく機能がありますので、緊張は日常動作の中でずっと行なわれていきます。

身体の緊張を解放させるには、無意識の知覚に意識を向ける方法があります。

身体の緊張が始まったのは、心の疲れからでした。
身体を客観的に気づく意識をあなたは教育として学んできていないので、心の疲れを身体のものと置き換えたのです。

そのときに覚えた身体の緊張を意識しないで運動をしてみることをしてみてください。

緊張を意識しない運動ですが、座った姿勢とあお向けの姿勢をやってみます。

座った姿勢=お尻の下のからだの中心を軸にするようにして、緊張がなくなるポジションに骨盤から脊柱を動かしてみる。緊張がなくなるポジションを探して、そことお尻の下の重心を一本の棒でつながっているような意識をします。

ポイント

骨盤が重心の上でバランスが取れたら、骨盤の感覚は消える。腰は反りすぎず、お腹の緊張がなくなるポジションに。肩甲骨の下から背中までが左右の揺らぎが出るような感覚が身体の緊張が解放されている姿勢。

あお向けでは、床に身体の背面が当たってるところに意識を向けます。
特に強く床に圧がかかっているところと次に圧がかかっているところを感じ取ります。

一番強い床に対する圧から二番目に強い圧に向けて意識をつなぐようにします。

次に一番目と二番目の床に向かう圧を対角線上に意識をつなぐようにします。
対角線上に床にかかっている圧を意識すると、床に接してる身体の背面全体が床に圧がかかっている感覚が出てきます。

床に全体が接触すると、筋肉のアンバランスが調整されて、背面全体が緊張が解放されます。
床が大地という平面を身体に知覚させることができるので、脳内の神経のアンバランスが自然環境の三次元の作用で緊張が解放されるのです。

人の心と身体のはたらきというのは、ほとんどが無意識的に行われています。
内臓のはたらきや呼吸、身体の感覚などに対して、ひとはほとんど注意を払わなくても、自動的にやってくれます。

  • 呼吸を意識的にする
  • 緊張する筋肉を緊張方向に運動させて、運動してきた反対方向を戻し、そのまま筋肉が伸びる位置まで運動をする
  • 普段運動しない方向に運動をしてみてその位置を長い時間キープする

意識と無意識(脳内)
=こころ
ここの中に無意識を意識化した腸、皮膚、筋肉をインプットする

日常生活で行なわれる動作は、目的指向型で運動制御の研究では、課題と環境と身体の三本柱だといいます。
身体を緊張させながら、目的達成のためだけに使われるなら、緊張しっぱなしで身体を意識することはないです。

身体は目的指向型の課題と自然界という環境とがマッチして身体ははじめて機能します。

この三つの柱を考えて身体をあつかうと、身体に意識が向き、緊張しているあなたの身体の不快感に気づけます。
これまでも気づいていたとは思いますが、身体の緊張を無意識のまま対応していたので、解放できませんでした。

環境にある重力と大地の支持面を意識し、課題である日常動作の目的について意識をしてみると、あなたの身体は緊張のない軽い身体になってはじめて身体をうまく自分のものにできたというのが経験できます。

わたし自身、パーソナルトレーニングというトレーナー業をはじめて21年(2019.7月現在)やっています。
先ほど言いましたが、わたしのトレーナーのスタイルが、皮膚接触をして課題と環境を身体にマッチさせていく考え方です。

お客さまの身体を床に支持面を作るアプローチでわたしの体重を手にかけて作っていくのですが、その身体の力加減がなかなかできなくて、お客さまに効果的な身体感覚を伝えることがきませんでした。

そんなとき、身体の緊張が解放される使い方を意識すると、身体の緊張がなくなる点があることに気づきました。
そこが自分の身体の重さをのせる部分である重心というものです。
そうすると、お客さまの身体に圧をかける角度に応じて自然に姿勢を変えられるようになり、どれだけ人数をこなしても、疲れない身体ができました。

こんな悩みがあるなら、身体の緊張が原因
自分の身体から力をうまく伝えられない
運動していてパフォーマンスがうまくいかない
身体の一部分が緊張し違和感を認識する

脳内では、意識と無意識を総合してこころという見方もできますので、身体の緊張を解放するには、身体と課題、環境という三本柱で考えるととても楽になってきますよ。

身体ー課題ー環境のうち身体と環境が知覚し合う足の裏の支持面の変化についての論文

身体と環境が知覚する支持面のデータ

立った姿勢で足の裏の重心の変化

支持基底面積と重心移動域の実測とその比較|柊 幸伸

身体の知覚は「腸」「皮膚」「筋肉」

身体は、脳内である意識と無意識の領域があなた自身の生きる空間を世界観にします。
そこに身体の中から今の状態を知らせてくれる無意識の感覚情報に、「腸」「皮膚」「筋肉」が挙げられます。

「からだの無意識の治癒力」の著者山口創氏は、このように書いています。

心を考えるにあたって大事なことは、心を頭蓋骨の中、つまり脳だけに閉じこめないことです。心というのは、身体のさまざまな部位と相互に交流しながら形づくられていくものだと思うのです。そして、このことと共通しているのは、心のほとんどは無意識の領域にあって、意識化されないということです。
無意識でほとんど気づかされないうちにはたらいているのが身体のはたらきです。
胃や腸の動き、どんな姿勢をしているか、皮膚に何が接しているか、などなど、意識化されるのはごく一部でしかありません。しかし、そのような身体から脳に伝わるメッセージによって、自分でも気づかないうちに、心は大きく変化していきます。
私は心にとっての中枢は、腸、皮膚、そして筋肉という3つの臓器が握っていると思うのです。

からだの無意識の治癒力 山口創著

一度、あなたには「腸」「皮膚」「筋肉」の知識を与えずに、知覚される内面的なものを追いかけてみてもらたいです。

身体に向けて生きること生きていること生きていくことをこれらの三つはいつもたくさんの知覚情報を送っています。

ポイント

あなたの身体に腸、皮膚、筋肉は、
生きること
生きていること
生きていくこと
に必要なたくさんの知覚情報を送ってくれている。

腸はどんな知覚がしますか?
皮膚はどんな知覚がしますか?
筋肉はどんな知覚がしますか?

無意識の器官を意識すると、最初はよくわからないです。
でも、繰り返し意識をすると、言葉にならない感覚内での知覚があるのがわかってきます。

わたしは、パーソナルトレーニングで瞑想も取り入れてるので、無意識を意識化させる自分の経験でも、お客さまにやっていただいてわかった経験でもそうですが、知覚する自己内との対話にはある規則的なものがあります。

  • 快感=先に予期して知覚に感覚をつなげようとするが見えない
  • 不快感=実際に知覚するのは、快感でなく不快感である痛み、重さ、苦しさ
  • 快感と不快感の均衡による安定
  • 持続的な快楽

脳内と身体のいつもやっているあなたの対話から、知覚には快楽があるのを知っています。
快楽を知るレベルは、意識とのリンクもあるので、言葉にできない感覚の人もいます。
でも、あなたの身体は快楽があることを知覚しています。

脳内と身体内の快楽が知覚情報としてあるのですが、すぐに引き出せるのではありません。

無意識を意識化してもらうと知覚内の快楽に出会えないという経験をします。
快楽を身体は知覚すのに、感覚を使って知ろうとしても、最初は快楽が欲しいのに快楽がありません。

次に出会えるのが、不快感な知覚の痛み、重さ、だるさ、苦しさなどです。
ここにあなたの感覚が知覚すると、とても嫌な気持ちになります。
イライラしたり、自分はもうダメ、と思うぐらい絶望感がありますが、そのまま知覚する意識を続けます。

もっと感覚で快楽を求めていくと、次は不快感が中心で、そのまま残ったままですが、その後チラチラと知覚にある快楽が出てきて、あなたの意識はさっきまでとは違う感覚になるでしょう。

快楽の感覚が見えてくると、自分への気づきをもっとしたいという欲求が出てきます。
これが、もともと知覚されている快楽が無意識を意識している時間継続によって高まってくるのです。

さらに続けていくと、超快楽の知覚が出てきて、痛みはなくなり、重さもなくなり、あなた自身の存在感は消えて、いつも守り続けている地位や立場、あなたを取り巻くすべての環境から認識される対象がすべて見えなくなります。

  • 存在感が消える=身体の質量が無感覚に
  • 無感覚=感覚が知覚で占められる

そこを超えると、超快楽となり、あなたは世界そのものを直接見ることができ、至高感がかなり高くなり、超安定期に入れます。

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無意識の構造を「身体」と「心」、「意識」と「無意識」で分けてみる

あなたが抱えている身体の緊張は、身体を心から離して考えると解放されます。

心の疲れ、不安感、恐怖で緊張した心の反応を身体で受けとめてしまい緊張を作ったのです。
ここまではよくある反応ですが、身体から心を離せないので、いつまでも身体の緊張が続いていくのです。

この章では、無意識の構造を
「身体」「心」、「意識」「無意識」に分けてみることで、身体と心を離してみましょう。

メタ認知=行動、生きる
情動=喜怒哀楽
感覚=五感、意識的な感覚
身体(知覚)=無意識、欲求、欲動

これがわたしがパーソナルトレーニングのコンセプトにする4つの段階です。

わたしのこのコンセプトは、アメリカ生理学者ポール・マクリーン脳の3層構造モデルを参考にしています。

ポール・マクリーンの脳の3層構造モデル

ポール・マクリーンの脳の3層構造モデル

脳はこんなにスゴい!-マインドマップの学校

この脳の3層構造モデルは、マクリーンがひと以外の生物を調べて、おおよそ三つの区分にできるとしたものなのです。
今の脳科学では、これらは神経活動によって一つの表現系を作り出すので、脳幹、辺縁系、大脳皮質はリンクしています。

身体と心を離すために、脳の3層モデルがとても参考になります。

  • メタ認知=新皮質、旧皮質の線条体と黒質(ドーパミンネットワーク)
  • 情動=新皮質、第二欲求とされる脳幹から生まれる対象なき欲求を抑制した道徳観の欲求
  • 感覚=旧皮質、新皮質。意識を介して自己意識となる
  • 身体=知覚、無意識、身体とメタ認知をリンク

第二欲求は、無意識領域で神経活動によってループする根源的な欲求に対象をもってしまって、その対象に自分を満たそうとしてしまって作られた欲求です。
第二欲求が立ち上がると、自己満足させるために、自分を満たす目的を第一にしていきます。
ここで、本来の自分と生き方にずれが出て、苦しみます。そんな第二欲求について書いた記事が将来がわからなくて心配で自分が見えない女性が無意識を知って生きやすくなる方法です。また見ておいてくださいね。

身体の緊張を解放するには、身体に意識を向けることです。
脳の3層構造では、脳幹と辺縁系にあてはまり、その時は新皮質の言葉による認識は休ませておくといいでしょう。

こうして脳を3つに分けると、見えやすいですよね。
一度分けてみて、知覚を気づいてきたら、最終的にメタ認知という行動や未来ビジョンを生み出す高次脳のネットワークにまかせます。

心は、感覚と情動の部分をいいます。
メタ認知は、身体と心を統合したもので、生きることで活かしていきます。

このメタ認知に身体と心が区分されず、まとまっているとらえ方が身体の緊張を作っています。

感覚は、意識をつなげないと通常は作動しません。
感覚に意識を入れて高めることで、センスを磨いておかないと、日常動作で感覚がまったく働かずに身体を使ってしまいます。感覚を使わないと、新しい運動学習ができず、身体の領域が脳内で小さくなります。

身体図式というメタ認知レベルでとらえる自己身体像がなくなると、生きる力が弱くなります。
あなたがこの記事で解決したいと思ってるのが、身体の緊張で生きる力が弱くなっているという自覚なのです。

感覚に意識→身体の知覚が広がる→情動のある喜怒哀楽がコントロール、過去の解放→身体からメタ認知により行動しやすい身体に

わたしのパーソナルトレーニングでは、皮膚接触によって感覚に意識を与え、情動の喜怒哀楽と過去の出来事でトラウマや言語活動による第二欲求とされている観念を解放します。

理想的な脳内は

  • メタ認知10
  • 情動5
  • 感覚5
  • 身体80

です。

感覚ではもっとも根底にあるのが触覚です。
特に、皮膚接触が有効となります。
五感は、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚ですが、触れないと感じないのは、味覚と触覚です。

味覚は食物を口内に入れて、舌にのせないと感じないので、これも触覚と同じです。
ただ味覚の脳内の神経線維は少ししかないので、味覚は感覚の中でも脳内の役目は少ないです。

触覚は脳内の神経線維はかなり多方面に広がりがありますので、感覚では触覚が一番あなたに必要です。
あなたが小さい頃、近くにあるモノを何でも触ったり、口に含んだり舐めまわしたりするのは、それらの物の形状や材質を手と口で確かめているのです。

手と口の中にモノを転がして、角や丸み、平面を触覚で知っていくので、姿勢や重心などのボディイメージ、支持面などが知覚できるのです。

この知覚が身体内に存在しています。
しかし、身体の緊張があるあなたは、情動の喜怒哀楽によるメタ認知から過去に執着したり、人間関係をに悩むことで自律神経系の交感神経が優位になって緊張が強くなるか、大脳皮質の細胞内に存在するGABA(ギャバ)という抑制系の神経伝達物質で身体を固定化しているかです。

身体の緊張の原因

情動で喜怒哀楽からメタ認知→交感神経優位
身体の緊張のまま日常動作→GABAの出されて運動が固定化

脳内の欲求が暴走し主体化。身体のメッセージが中心となる知覚で脳内をコントロール

脳内の欲求が暴走し、主体化される環境からの影響も身体の緊張を作り出します。

欲求というのは、第二欲求です。
第二欲求は、欲求と理性が往復する神経活動のパターンです。

  • 欲求は満たさないと生きていけない
  • 欲求を満たすのは人としてワガママだからやめるべき

この往復される欲求と理性のパターンは、子どもと親の関係です。
社会の出て、上司と部下、経営者と非雇用者など、上下関係からできあがります。

第二欲求は、根源的な欲求ではありません。
根源的な欲求は、大脳基底核の線条体と黒質のループからドーパミンが無意識領域で出されます。

よって、第二欲求はほんとうはやりたくないのにやってしまう、やりたいけど失敗したら嫌だからやらない、などの二面性になるのです。つまり、愛のない行為、慈愛のない関わりとなる行動と思考があなたの日常にたくさん出てきて、自分が疲れます。

  • お金
  • 食欲
  • セックス
  • 人間関係

たとえば、食欲であれば、ネット社会がSNSという便利なネットワークを作り出しました。
SNSでも、インスタグラムでは「インスタ映え」などという食欲をそそる画像がでまわっています。
これは、不特定の他者が発信した食欲の画像に従い、食べないといけないというのと食べたいというのがぶつかり合って、女性をストレスにさせています。

第二欲求の暴走となり、無意識領域で知覚される身体はおいていかれます。
食欲やセックスは、生きるため、繁殖のための生態的な合理性をもった生物の行為です。

お金のためにセックスする女性、第二欲求を満たすためにお金を払ってセックスをする男性。
これらは、無意識領域はストップしてますので、ドーパミンが不足し、身体の知覚も発達していません。

また、仕事の人間関係で疲れて、帰りにコンビニでスイーツを書い、食欲以上に食べてしまう。
この行為も、身体の緊張があって、身体の知覚が見えないまま生きている人たちです。

身体より、情動の領域が広がると、姿勢が悪くなる傾向があります。
姿勢は、重心と垂直方向を知覚とメタ認知をつなぐ神経活動であなたに合った姿勢が実現できます。

しかし、第二欲求を満たすことで、身体の知覚が狭くなると、姿勢に意識がいきません。
姿勢が悪くなると、胸郭が骨盤方向に短縮され、胃腸を圧迫します。
骨盤についている姿勢筋であるコアマッスルが効かなくなります。
特に、骨盤底筋が効かなくなると、卵巣や子宮の機能低下から女性の生理痛や生理不順になります。

骨盤底筋のついては、美しくなりたい女性なら知らないと損!姿勢を美しくするインナーマッスル骨盤底筋。を見ておいてください。

身体の余計な力が入っています。ストレスや不安、恐怖体験から身体の緊張を強くした

身体に余計な力が入っています。
身体の緊張に気づくようにしましょう。

情動からくるストレスは、身体の緊張を解放する運動を入れていきます。
仕事やプライベートで嫌なことがあったら、瞑想をするか、仰向けに寝て、床を接地する支持面を意識するのです。

支持面は、皮膚接触で皮膚が知覚するようでできています。
仰向けで、



  • 背中
  • 骨盤
  • 股関節
  • 足首

を意識して、よく感じる部位を一つ選んでください。

首がよく感じるなら、首を左右にゆっくり動かしていきます。
気持ちいい角度でとめてみます。そこからさらに倒してもいいし、元に戻してもいいです。

身体の部位に意識が強くなると、そこの知覚レベルが高くなってますので、そこに運動を入れることで、情動を抑制し、身体の知覚が広がります。

どこか一部分を意識するだけで、脳内では身体に関わる全体の神経活動のネットワークが身体の知覚の領域を広げてくれるので、ストレスも解放されます。

身体の知覚が広がったときに、嫌だった出来事を振り返るようにしてみましょう。
すると、とっても客観的に情動をあつかえるので、ストレスがあなたのものでなくなります。

このようなやり方で、身体の緊張が解放されます。

日常動作で身体の緊張が入らない運動パターンを知ろう

日常動作で身体の緊張が入らない運動パターンを知ろう

日常動作を身体の緊張なく過ごそう

あなたが日常動作でよく行なうのは

  • 物に手を伸ばす
  • スマホを見る
  • イスから立ち上がる

物に手を伸ばす

手から物に向かっていく動作をリーチといいます。
そのときに、手を伸ばす方向に、後からからだの中心である体幹を同じ方向にしてください。

身体の緊張は、リーチと体幹が方向がずれているときに起こりやすいです。

緊張が生まれる部位は、胸郭の左右のどちから、リーチしない側の大胸筋など。

体幹と手の末梢部位のメカニズムは、手から物に向かっていき、体幹がそこに近づく流れです。

身体の緊張がある人は、体幹が固定されたまま、垂直方向の伸展運動がなく、手だけでリーチを行なっています。
体幹が末梢と連動していないので、コアコントロールは使えなくなり、骨盤が不安定となって、腰、肩へと緊張が広がります。

スマホを見る

スマホは小さな画面ですので、目の働きが強くなります。
首の間がすくむような姿勢になり、手が空間でコントロールときに肩甲骨が不安定となって、指に負担がかかります。

スマホするときは、肩甲骨とそのすぐ下の胸郭を斜め上に引き上げる姿勢を取り、スマホをするようにしましょう。
そうすると、肩甲骨が安定し、手が空間にあっても軽い感覚で使うことができて、首まわりの緊張が解放されます。

イスから立ち上がる

イスから立つときは、すぐに進行方向に身体の一部が向き、姿勢が悪くなります。
骨盤と股関節の伸展運動がでなくなると、胸郭でねじれを作ります。
胸郭がねじれると、脊柱起立筋が首まで付いているので、首を短縮し、首の間が短くなります。

これが全身の身体の緊張となります。

  • 立つ前に、首の位置を高くする
  • 立ちおわるまで方向を変えない

これらを意識して取り入れてください。

日常動作の入りにくいなら、自宅でイスから立ち上がる運動を繰り返すのでも効果がでてきます。

まとめ;身体の緊張をなくせば、あなたらしく前向きに生きていける

身体の緊張を解放する話をしてきました。

身体の緊張は、脳内の身体の領域が狭くなっていきます。
身体の領域が狭くなると、出来事によって反応する心の喜怒哀楽の領域に情動が脳内で広くなります。

身体の緊張をなくすには、日常動作を見直します。
軽くなる位置を探し、そこをキープするようにすると、身体の緊張が解放されます。

脳内の構造を知ることも、身体の緊張を解放できます。

  • メタ認知=新皮質、旧皮質の線条体と黒質(ドーパミンネットワーク)
  • 情動=新皮質、第二欲求とされる脳幹から生まれる対象なき欲求を抑制した道徳観の欲求
  • 感覚=旧皮質、新皮質。意識を介して自己意識となる
  • 身体=知覚、無意識、身体とメタ認知をリンク

です。

自分を知ることで、身体の緊張のバランスをコントロールできます。
ぜひ、実践してみてくださいね。

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はじめて知った!女性が美しさは姿勢を発達時の運動をパーソナルトレーニングでセットアップ。

極秘情報!女性の美的は重力で。パーソナルトレーナーが皮ふと筋肉のセンサーを刺激。

たくさんの女性が間違っている!女性が美しく痩せるには?ボディラインに垂直の感覚刺激で美しさを得る。

決定的理由の発表!ジムに行って痩せても全然お腹のお肉は取れないのはストレス過多だった事実。

コア美人を目指そう|七回のコアパーソナルトレーニングで永遠の美を手に入れる。

コアの鍛え方と磨き方の修正。コアは発達時の姿勢を取り一番安定するポジションを探す。コアパーソナルトレーニングの価値。

知ったあなただけ得をする!姿勢改善で猫背のゆがみを早く治し代謝不良の原因を回復。

女性を最短で美しくする七回完結の出張パーソナルトレーニングのカリキュラム。

女性の体内リズムを整えよう。触覚刺激で副交感神経、オキシトシン、α波で姿勢を美に改善。

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たかひと |コンサルタントコーチ

大学生の20歳にパーソナルトレーナーで個人事業主に。そこからビジネスをスタート。大学卒業後も就職はせずそのままビジネスの世界に。トレーナーとしてマンツーマンで人のカラダを向き合うにつれ、ココロへの関わりの重要性に気づき、大学院で臨床心理士を取得。その後重度精神疾患病棟担当。そこで関わった患者さんに気づいた脳特有の動き。ココロが止まり、脳内の神経作用だけが暴走してしまう反応を見て、脳とココロを分ける体感が得られるようになった。 カウンセラー活動しながらリアルでビジネスを実施。2017年までに13事業を運営し総売上は15億円。しかし固定費をかけすぎて収益化が難しくなり38歳で全ビジネスをクローズに。そこから2年間無職時代を経て、2019年にコンサルティング事業をスタート。意識のつなぎ方を変える時間共有を生み出して乗り越えにくかったビジネスの壁をカンタンに越えられるようになった。 カウンセリングは25,000人以上。
コンサルティングは4,000人以上。

-パーソナルトレーニング, 姿勢改善