最近脂肪細胞が増えてきたと感じます。運動や食事などの生活習慣を見直すべきですよね。脂肪細胞を簡単に減らすにはどんな食事をすればいいですか?
という悩みについて答えていきます。
最近、今までのからだとは明らかに体型が変わってきたと思うのは嫌ですよね。
あなたはこれまでそれなりにダイエットもしてきたので、今までと違う体型にもっと知識を得て、適切に脂肪細胞を減らしたいのですね。
この記事は、パーソナルトレーナー21年目のベテランtakが、脂肪細胞の研究をしてきてわかったことを書いていきます。
あなたが時間ロスのないように、適切な知識で、あなたというヒトのからだに合った考え方を提供します。
この記事を読むとわかること
- 脂肪細胞を減らすには、ヒトの進化を見ていくと答えがわかる
- ヒトの進化で得たのは長い下部消化管(小腸、大腸)で野菜の消化に適している
- ヒトの進化はデンプンを消化させる唾液腺から分泌されるアミラーゼをもつ
脂肪細胞が減らせないのはヒトの進化で脳が大きくなって代謝でのコストが大きくなった
脂肪細胞は年々増えてきていて、人類学の研究によると、わたしたちのようなヒトが進化するまでの類人猿はからだは小さく、脳の容量も少なかったのが、ヒトはからだも大きくなり、脳の容量も増えたので代謝コストも上がる計算が脳にはプログラムされています。
あなたが脂肪細胞を減らすことができない要因は、高カロリー食が安価で簡単に購入できる現代という環境の発展が挙げられます。
高カロリー食を食べるから脂肪細胞が増えるのはよくわかると思いますが、ここで考えてもらいたいのは、現代のような高カロリー食を求める環境を作ったのはどうしてかという問いなのです。
そこに絡んでいるのが、古代の人類よりもヒトは進化をしてからだと脳が大きくなって、脳がエネルギーを摂取する計算をしているからではないかという事実です。
脳が大きくなって、古代の人類よりもIQも高くなっています。
脳は自分が生存競争に勝ち、生き残るために、巧みなIQを使って有益な戦略を考えています。
高カロリー食を開発し、それをあなたも求めてしまっているのは、脳が大きくなって、代謝コストを想定し、エネルギー摂取をたくさん摂ろうとする戦略からきているのです。
種
Pan troglodytes(チンパンジー)
Australopithecus afarensis
Australopithecus africanus
Paranthropus baisei
Paranthropus robustus
Homo habilis
Homo ergaster
Home erectus
Home heidelbergensis
Home neanderthalensis
Home sapiens
生存期間
現存
390万年〜300万年前
300万年〜240万年前
230万年〜140万年前
190万年〜140万年前
190万年〜160万年前
190万年〜170万年前
180万年〜20万年前
70万年〜25万年前
25万年〜3万年前
10万年前〜現在
EQ
2.0
2.5
2.7
2.7
3.0
3.6
3.3
3.61
5.26
5.5
5.8
現在のヒトの祖先はホモサピエンスと言われていて、約10万年前から発生したと発掘研究でわかっています。
この表には書いてませんが、脳の大きさは発掘した遺骨の頭蓋骨の大きさで判断しています。
ホモサピエンスに進化していく間に、脳が大きくなっているのはIQの推定によってわかりますね。
知能の程度を示す指数。精神年齢を暦年齢で割り、それに100を掛けたもの。
IQ(intelligence quotient)。略称IQ。知能の発達の程度を示す尺度の一つで,知能テストの結果の表現法の一つ。精神年齢を暦年齢で割り100倍したもので,L.M.ターマンのスタンフォード・ビネ検査において算出されたのが最初。精神年齢=暦年齢の場合は100で,ターマンは140以上を天才または準天才とした。
→関連項目EQ
知能指数 コトバンク参照
この表が示す真実は、ヒトは進化をして古代の人類よりもからだが大きくなり、それに合わせて脳も大きくなり、脳が大きくなると代謝コストも高くなっていることです。
その根拠が、二足歩行が先に進化し、からだが大きくなって、その後脳も大きくなったようです。
南アフリカ・タウングで発見された若い類人猿(タウンチャイルド)の頭蓋骨の発掘があります。
タウンチャイルドは、当時発表された論文によると、人類はアフリカで進化した事実、二足歩行が脳の拡大に先立つものだった事実もわかってきました。
現代も生存できている動物のほとんどは進化のうちに体格が大きくなっています。
中には小さい動物でも生存できているのですが、現在の環境が小さい動物に合っているからです。
これから先に自然破壊によって著しく環境に変化が起こると小さい動物は絶滅の危機に瀕します。
大きな動物は小さな動物よりエネルギー蓄積能力がある
動物の体格は脂肪細胞を減らせない体質を作りました。
その結果、環境の変化に対応できるので今でも生存できています。
体格が大きいと、三つの要素に影響を与えます。
- エネルギー要求量
- 消化吸収能力
- 体内に蓄積できるエネルギー量
体格が大きい動物は、小さな動物より日々、多くのエネルギーを必要とします。
その分、消化吸収とエネルギー蓄積の割合も大きくなります。
これは、脳の大きさによってエネルギー要求量の違いがあるとしたアロメトリーという計算式があってそれが、体格が大きいほど消化吸収とエネルギー蓄積能力が大きくなると言われています。
現在に生まれたあなたは利便性のよい電化製品、スマホや車や電車、自転車などが開発されて運動の消費量は減っています。
脂肪細胞を減らしたいと強く思っているあなたも消化吸収とエネルギー蓄積量は少なくできればと考えているはずですが、そうはいきません。
ヒトは脳が大きいためアロメトリーが高く運動量が環境が変化して少なくなっても脳のエネルギー要求量は高いままです。
ヒト以外の動物で、アロメトリーが高くなって生存できている動物は、ウシ、ウマ、ゾウ、サイなどです。
消化吸収能力が高く生存できている動物
- ヒト
- ウシ
- ゾウ
- サイ
あなたが生きている現代の環境ではあり得なくなっていますが、もし食物が不足しあなたに十分に行き渡らせない環境になったら、小さな動物から餓死していきます。
ヒトは何日間も食べなくても、エネルギー蓄積能力があるので生き残っていけるのです。
ポイント
「餓死」に耐えられる期間は、体の大きさに比例して長くなる。
ヒト以外の動物では、メスが子を産んだあと、長期間、餓死状態で子育てするアザラシやクジラがいます。
メスは子にエネルギーのほとんどを与えます。その間にメス自身が食べ物を摂取する時間がなくなり、体内に蓄積されたエネルギーを使い子を育てるのです。
アザラシやクジラは大型動物で、ここでもエネルギー蓄積能力が生命維持に働くのがわかります。
自分の生命維持だけでなく、子への母乳まで出せるのですから、大型動物のエネルギー蓄積能力はかなり優れてると思います。
ヒトは他の動物よりも優位な要素で生存力がある
ヒトが生存しやすかったのは、からだが大きいという利点ですが、生きてきた環境で食物を得る特性があります。
- 質の低い球根などの地下植物
- 稀にしかありつけない高カロリーな動物の肉
環境が進化を生んだのか、進化が先にあって環境があとからついてきたのかはわからないままです。
自然科学では、ヒトを含む生存する動物と環境はお互いがアフォードし、動物と植物は自然環境を活かしあっていると考えられます。
おそらく、ヒトの進化と環境の変化は同時ではないと思っています。
ただ、現代はヒトのIQが開発した高カロリー食がエネルギー蓄積能力が過剰となり、脂肪細胞を減らせなくなっているのは、ヒトの進化が退化を生む現象を作り始めています。
わたしは脂肪細胞を減らせない環境に生きているヒトにとって健康は何であるのか?
高カロリー食を得て、ほぼ飢餓状態を経験しなくなってヒトは果たして幸福なのかについて研究しています。
その過程で、わたしが書いてきた記事が、[ 最新情報 ]脂肪燃焼メカニズムで最高にシャープなウエストを一ヶ月で作る方法です。これらは脂肪細胞について書いています。
脂肪細胞が増えると慢性炎症が起こり、細胞内にリンパ球が寄生し、がんや自己免疫系の病気になっていくという記事は、女性が慢性疲労が続くと日常生活も困難になる自己免疫疾患のリスクとガンなどの病気のほとんどは慢性炎症の発生|ストレスフリーで慢性炎症撃退です。
また合わせて読んでくださいね。
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わたしたちの祖先は、ホモサピエンスといい、その前に生存したアウストラロピテクスは絶滅しています。
その差は、植物中心の食生活にたまに取れるエネルギー密度の高い食物との偶然の出会いが生存に有利だったと思われます。
そうしてヒトは地球環境で生存を得ることができたのです。
あなたの食生活も、エネルギー蓄積能力が高いので、植物である野菜が80%で高カロリー食のお肉や魚などが20%だと良いバランスです。
これを機にあなたの食生活を振り返ってみてください。
高カロリー食が摂取される食物の半分以上占めているなら、見直しが必要です。
脂肪細胞を減らせないのは、ヒトは進化においてエネルギー蓄積能力が高いからです。
これは、運動量に関係なく、食物摂取によるエネルギー蓄積能力。
ダイエットのために蓄積されたエネルギーを消費する力はヒトはとても弱いのです。
運動で脂肪細胞を減らそうと考える前に、食物摂取のバランスを植物中心にすることからです。
ヒトの消化管は高カロリー食を食いだめができる機能をもっている
ヒトの消化管の特徴は、チンパンジーなどの他の霊長類よりも小さくコンパクトにできています。
どこが小さくコンパクトになったのかというと、ヒトの消化管は大腸よりも小腸の割合が大きいのです。
つまり、小腸にはブドウ糖、たんぱく質、脂肪を吸収する消化管なので、食いだめが食べる量ではなく、体内の細胞に食いだめさせておけるのです。
あなたが脂肪細胞を減らすために知っておいて欲しいのは、あなたの消化管は食いだめができることです。
消化管は医学的に上部と下部に分けています。
上部消化管ー胃、十二指腸、空腸、回腸
下部消化管ー小腸、大腸
ヒトの消化管は下部の方が長い構造でできています。
つまり消化管の構造的に、分解よりも消化吸収にすぐれているのです。
あなたのなかなか体内の脂肪が取れないのは、食物を分解はすばやく行ない、後は消化吸収させる時間と運動が多い消化管をもつからです。
あなたの祖先は古代から江戸、明治、大正、昭和に時代が入るまで体内に皮下脂肪を蓄積している人はほとんどいなかったんです。
消化吸収が良い消化管の機能は、大豆を中心とした植物性とお米の穀物と味噌、豆腐などの発酵食品でも十分やっていけていたわけです。
これは、ヒトの進化の過程で、下部消化管を長くするという構造の変化があったためです。
わたしはからだの健康を維持するために、日曜日以外は1日1食にしています。
最初の認識では食べ過ぎて胃腸の負担を軽くして、仕事を快適にさせるためでした。
1日1食にしていると人に話をすると、「よくそんなのでからだが1日もつよね」と言われますが、わたしの体感としては食べなくてもいいぐらい余裕があります。
1日1食を始めた当初はなぜそのような食事習慣でエネルギーを維持できるのかは理論的にわからなかったんですが、消化管の知識を得てからは理解できるようになったのです。
食事習慣については、脂肪が落ちて筋肉がつきやすい食事を脂肪が蓄積されやすく筋肉がつきにくいすぐにやめたい食事習慣とは?という記事で書いていますので、また見ておいてくださいね。
あなたにオススメなのは今よりも食事回数を減らし、食事と食事の間をなるべく時間を長くしてみてください。
下部消化管が長く、あなたは小腸が吸収と蓄積スキルが他の霊長類よりもすぐれているので、十分なのです。
やってみるとわかりますが、蓄積されている古い脂肪細胞が消えていく感覚がわかりますよ。
ヒトの下部消化管は、小嚢(しょうのう)をもち、繊維の発酵に十分な容量があります。
ヒトの消化し吸収と排泄による機能を結腸で共生的細菌による発酵を通して、ヘミセルロースを消化する能力とセルロースを消化する能力をもっています。
セルロースは腸内細菌によって繊維質を発酵してグルコースというエネルギーに変換するブドウ糖です。
あなたはヒトという種別の子孫。つまり、下部消化管の長さと腸内細菌による発酵からブドウ糖に変換する代謝メカニズムをもつあなたは雑食動物の子孫です。
消化管の構造でわかるのは、ヒトは草食動物の子孫であることです。
現代の食事だと、肉食でなくても野菜を中心とした食事にからだに合っています。
筋トレがメスメディアではやり出してからステーキ屋の売り出しとともに、高たんぱく質を摂取すると筋肉量が増えるといいますが、草食動物の子孫からきているあなたは肉食から得られる高たんぱく質は消化管に合わないものです。
筋トレと高たんぱく質については、女性が筋トレでたんぱく質増やしても筋肉量増えない|たんぱく質摂りすぎは病気の原因に詳しく書いていますので、見ておいてくださいね。
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この記事で書いてあるように、高たんぱく質は遺伝子の基礎を作る分子となるので、体内の免疫システムの誤作動によるガンが発症した場合に高たんぱく質を摂取する食事習慣があると、ガンは悪化するリスクがありますので、高たんぱく質を減らすようにしてくださいね。
下部消化管が求めているのは腸内細菌と食物繊維の二つ。
これらがあなたの消化管が求めている食物ですが、現代の食事習慣は環境が炭水化物、たんぱく質、脂質、単糖類による洋菓子や市販のお菓子がどんどん摂取していますよね。
小腸に高カロリーな食物がたくさん入ってくる食生活ができる環境に生きています。
一つ一つが高カロリー食な上に、食物の品目も容易に手に入るので、小腸は高カロリー食を分解することに追いつかない分子がゴロゴロしています。
この状態を下部消化管で食いだめをしていると表現できます。
食いだめとは、小腸から吸収されて全身の脂肪細胞で蓄積するか、肝臓でブドウ糖が蓄積されるグリコーゲンか脂肪肝として脂肪細胞で蓄積されることになるのです。
あなたの脂肪細胞はこのままではどんどん増えていき、ヒトの進化で獲得した消化管の小さくなった効率性が失われると思います。
ヒトの小腸は長いうえ、歯が野菜を咀嚼できる構造になっている
脂肪細胞を減らすには、ヒトの進化で長くなった小腸と歯の構造が植物を擦り切るための咀嚼しやすい形であることから野菜中心にするといいです。
ヒトの消化管と歯から草食動物の系統だというのがわかっています。
草食動物と肉食動物の構造の違いは、
肉食動物の歯は、刺したり薄く切ったりすることに適していて、草食動物の歯は、すり潰すことや砕くことに適しています。
歯の構造の特徴
肉食動物=刺したり薄く切ったりすることに適している
草食動物=すり潰すことや砕くことに適している
肉を咀嚼するのと葉を咀嚼するのとは歯が達成する課題は違っています。
歯と同じように消化に関しても歯と共通の特徴があります。
肉食動物の消化管は単純な構造をしていて、草食動物の消化管は肉食動物より複雑な構造です。
この消化管の違いは、葉は肉よりも消化しにくいからです。
パンダは例外な消化管と歯をもつ。
パンダはササを食べるが、熊と似た歯と単純な消化管を有する。問題を解決する方法はさまさまである。パンダの場合は進化と適応が草食を可能にした。パンダでは、食物が素早く消化管を通過する。これは消化に不利である。それどころか、植物性食物の消化率を減少させる方向に働く。しかし、それは一方で、多量の食物摂取を可能にする。パンダは、摂取することによって生存している。この戦略は、パンダが大型動物であることと、大型動物がエネルギー要求性に応じて大きな消化能力を有してることによって可能となっている。人はなぜ太りやすいのか M・Lパワー/J・シュルキン著
環境からすべての動物は構造を変化させて適応させますが、時には例外を生むことがあって、それが動物園で可愛いと人気絶大なパンダです。
パンダは肉食動物の構造をもっているのに、草と葉である草食動物と似た食物を食べます。
草食動物は下部消化管が長く、小腸が消化吸収のための滞留時間が長いのですが、パンダは肉食動物の消化管なのに生存できています。
この事実は、パンダが大型動物であったからだと専門家は考えています。
消化管の吸収は草に向いていないのに生きていけるのは、エネルギー蓄積能力が高いからです。
パンダを例外として紹介しましたが、ヒトは草食動物の消化管と歯をもつのに、現代に食事習慣は肉食仕様となっています。
これは、パンダと違い、草食動物の構造で肉食。
ヒトは小腸がかなり長いので消化に時間がかかる野菜を摂取するための構造です。
ヒトが肉を食べるとどうなると思いますか?
高タンパク質、高脂質である肉。特にここでの肉は牛肉ですが、牛肉を食べると消化吸収が複雑な構造なのに牛肉は単純な構造です。
牛肉が小腸に入ってくると一瞬で吸収され、そのほとんどが脂肪細胞となるのです。
筋トレで筋肉量を増やすために低脂肪のササミ肉、ムネ肉を食べても、ヒトの小腸は野菜のためにできているので、ほぼ脂肪細胞として蓄積されます。
筋トレして、肉食な方を見てもらうとよくわかりますが、丸い体格をしています。
あれは、脂肪細胞が増えているからなんです。
ヒトの食物の腸内滞留時間
ヒトの祖先の食事は、植物性の高繊維質食物から動物組織由来の食物へと変化してきました。
さらに環境は農耕の開始によって植物性食物への回帰となり、ヒトの消化管はこの環境の変化に対応できる構造になっています。
ヒトの環境の変化
- ホモサピエンスが誕生した頃は、完全に草食動物で地下茎の深い植物を食べていた。
- 狩猟生活がヒトのIQで考え出され、高タンパク質、高脂質の肉食を食べた。
- 農耕生活に回帰し、再び米と野菜中心の食生活になる。
あなたの消化管は、野菜中心の消化吸収が中心ですが、肉も食べることができます。
ヒトの進化と環境と消化管の構造から、前述しましたが、野菜80%肉20%の割合で食事をするのがヒトの消化管に適しています。
ヒトの種の最古に誕生し現存するチンパンジーとヒトの消化管にそこまで差がないそうです。
チンパンジーとヒトは草食動物ですので、長い小腸でゆっくりと消化される構造です。
こうした消化管の機能は、消化を強くし、食物からの栄養吸収を助けました。
長時間の滞留は、栄養成分の中で繊維の消化を助け、腸はヒトになるにつれコンパクトになっていった部分を補ったと思われます。
あなたが食べた食物が高繊維食なら平均腸管滞留時間は短くなります。
このメカニズムは、ヒトの消化管が特に結腸で発酵機能が優れて進化したからです。
発酵機能は、草食動物である雑食性動物なのを証明しています。
ヒトの消化管の発酵能力
ペクチンや樹液といった可溶性繊維やセミヘルロースを消化する能力を有している。
高繊維質の食物が消化管に流れてくると、消化を強くするのではなく、消化管を通る流量を上げることで対応します。
つまり、雑食動物は高繊維質をエネルギーにするのが主で生きていますので、高繊維質が入っても消化させる能力を落とさせて、消化管がもつ運動だけで対応するのです。
野菜中心の食事をすると消化が悪くなるよりも、消化を抑えることができますので、お腹の負担が少なくなります。
それだけ、あなたの消化管は野菜などの高繊維質への対応に優れているのです。
この章のキーワード;野菜中心、消化管と歯、腸内滞留時間、食物の消化
脂肪細胞を減らすにはデンプン中心の食事にしてみるといい
あなたが脂肪細胞を減らすには、消化管がもっている機能通りに食事習慣をすると、消化吸収が素早くなり、脂肪細胞蓄積が抑えられます。
野菜の次に重要なのは、ヒトはデンプンの消化が消化管に適していることです。
デンプンとは?
- じゃがいも(馬鈴薯;ばれいしょ)
- これはダミーのテキストです小麦
- トウモロコシ
- さつまいも
- 米
- キャッサバ
- クズ
- 片栗
- 緑豆
- サゴヤシ
- ワラビ
- オオウバユリ
脂肪細胞を減らすには、野菜とデンプンが含まれた食物を摂取するといいでしょう。
ヒトはデンプンを消化できる唾液腺から分泌されるアミラーゼをもっています。
アミラーゼは遺伝子数によって分泌量が違います。
これは、個体差があるというのが、ヒトが遺伝子にアミラーゼをコード化しているのがわかります。
食物が口腔(こうくう)から始まり、食物消化は、咀嚼と咀嚼した食物と唾液との混合から始まる。唾液中に含まれる消化酵素アミラーゼはデンプンを単糖類に分解する。デンプンの消化は食物が嚥下(えんげ)される前から始まっている。
ヒトの消化管に合った食物を摂取すると効率よくエネルギー代謝が行なわれますので、脂肪細胞として蓄積されなくて済みます。
食物がデンプンである前提で唾液腺はアミラーゼを分泌します。
しかし、高カロリー食が開発された現代ではタンパク質と脂質、さらにはデンプンではない単糖類中心のスイーツは唾液腺がほぼ必要ありません。
あなたの消化管の神経系のスイッチは遺伝子のコード化が準備します。
口腔に食物らしき物体が入ってくるだけで遺伝子はアミラーゼを分泌させますが、デンプンが分解される過程がないと消化管から運動をしたというフィードバックが起こりません。
よって、アミラーゼの分泌量が減り、あなたは現代の食事習慣に適応したためにデンプンと消化管の機能関係も失いつつあります。
アミラーゼ遺伝子
チンパンジー;両親からひとつずつ受け継いだ一組のアミラーゼ遺伝子しか有していない
ヒト;二から十五の遺伝子が受け継いでいる
アミラーゼ遺伝子は、両親の遺伝子から確実に受け継いでいます。
十四遺伝子があるとしたら、十が父親で四が母親となります。
幼い子どもが、お米やじゃがいも、さつまいもなどをよく好んで食べているならアミラーゼ遺伝子を豊富に受け継いでいます。
ヒトの消化管の特性なので、デンプンの消化が弱いと、デンプン以外の食物を好むようになります。
アメリカ人などの欧米人は高カロリー食の肉をたくさん摂取していると思いがちですが、小麦であるパン、ポテトフライなどのじゃがいもをよく摂っているので、消化吸収の時間が早く適応な骨格筋をもっているのではとわたしは思っています。
デンプンを消化させるアミラーゼは、胃に入ると胃酸によって中和されます。
胃酸が分泌までアミラーゼが食物の分解をコントロールしてくれます。
それまでに他の消化酵素が分泌されるとアミラーゼが中和され効果がなくなりますが、アミラーゼは胃酸まで効力を発揮できる消化管の構造もヒトがデンプンのエネルギー代謝が効率的なのです。
胃酸が分泌されるまでアミラーゼによってデンプンは小腸で吸収される50%まで分解させられます。
アミラーゼの威力は、あなたがエネルギーを生み、消費するために欠かせないですよね。
アミラーゼは、唾液腺以外に、膵臓(すいぞう)から分泌され小腸に運ばれます。
小腸で残りのデンプンが消化され、そのまま小腸で吸収します。
デンプンは植物にとってブドウ糖が分解されたグルコースと同じ
デンプンは、ヒトでいうブドウ糖が肝臓で貯蔵されるグリコーゲンと同じ構造です。
よって、あなたがデンプンを摂取すると、分解されたグルコースを得ているので、分解はそれだけ早くなります。
デンプンは、植物の球根、球茎、塊茎といった植物の土中部分が初期の人類には重要な食料資源でした。
ヒトに進化する前の初期人類からデンプン分解の遺伝子を書き換えた可能性が研究者は言っています。
一度は、狩猟生活をし高カロリー食の肉を摂取した時期がありましたが、ヒトに進化しその後濃厚生活に回帰したのは、環境の変化もありながら、遺伝子のコードに先祖は気づいたのではないかと思います。
脂肪細胞を短期間で減らせるtakのパーソナルトレーニング
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まとめ;脂肪細胞を減らすには消化管に適した食事習慣をしよう
脂肪細胞を減らすには、ヒトの進化で得た消化管の構造を活かすことです。
ヒトの消化管の構造の特徴は、
- 下部消化管が長い
- デンプン消化の唾液腺から分泌されるアミラーゼが遺伝子でもつ
一方、そういったヒトの進化の過程に反した現代の食事習慣があります。
タンパク質や脂質中心の高カロリー食の開発。
デンプンを摂取するよりも、高カロリー食が主流になってきているのは、
腹持ちがいい
外食産業の発展で高カロリー食の方が濃い味付けで美味しくさせられる
その結果、デンプンと野菜の摂取が減り、脂肪細胞は増える一方です。
野菜もデンプンもヒトの消化管の構造に適した食物なので、消化吸収までの時間がとても早いです。
腹持ちがいいのは、高カロリー食に慣れすぎた結果の誤作動です。
あなたの食事習慣を、野菜とデンプン食にしてみましょう。
一ヶ月もすれば、余計な脂肪細胞は減らせますよ。
この記事のライター
感覚で身体を変化させるスキルを持つパーソナルトレーナーtak
パーソナルトレーナー歴;21年
運動しないで美しくなれる方法を研究
わたしのパーソナルを受けた女性は年齢不詳になると人気が出る
運動しなくても美しさが保てるように、皮膚接触で脳を修正し、免疫、循環から変化させるパーソナルトレーニングを実践。
趣味;読書(哲学書)街をウォーキング、温泉に入る
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あなたは今も未来もこのままでは幸せになれません!
あなたに価値を与えて、幸せを追求し生きることの使命を高めます。
20年間のキャリアがあるパーソナルトレーナーとして、女性のお客さまを2万人以上見てきたtakが女性の感性と感情を脳科学にあてはめて見えてきた考え方を教えます。
今の仕事が面白くないと感じる女性
これから先の自分が見えない女性
欲しいものがあるのにお金がないから手に入れられてない女性
好きな仕事がしたいと思ってるけど何からしていいのかわからない女性
男性を好きになれず、結婚することに興味がない女性
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こんな女性に
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女性に合った自己啓発やスピリチュアルな話は、本屋やネットに行けば、探し出せるけど、何かが違う・・
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そんなうまくいかない経験がますますあなたらしさを失わせた生き方になっていく。
努力、我慢、継続、反省、計画、目標・・
これらは、社会というフィールドだけ通用する偏った女性を壊すルール。
あなたが生き方が変わらないのは、
あなた個人に合った脳のプログラムを使っていないから。
あなたの脳にはあなたなりの生き方のモデルが生まれたときからある!
そこに近づけるためのアプローチがメンタルトレーナーtakの個人セッションです。
takのセッションでお届けする考え方は、
どんなスクールに行っても聞けない話。
女性のための脳科学、幸せの概念、お金と仕事の関係性、
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あなたに与えられた有限な時間がストレスなく循環。
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- 世の中を作る物理的世界
- 過去の自分の知り方
- 時間空間の法則(未来→現実→過去)
- 顕在意識と潜在意識
- 苦痛系と快楽系のホルモンについて
- 好きなことを仕事にする考え方
あなたはこれらを脳で書き換えないと、何をやっても幸せになれません。
あなたの脳で無理やりつながれた使えない知識を書き換えます。
すると、何もしなくてもからだから行動が変わっていく脳のシステムにしていきます。
この記事のライターのtakが行なうコアパーソナルトレーニング。
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