女性の免疫 更年期障害

更年期障害でかゆみが陰部に起こるのは膣の粘膜の低下|デリケートゾーンの悩みは誰かに相談しずらい

投稿日:2020年4月21日 更新日:

私は53歳の女性ですが、更年期障害と思われる症状が少しずつ出てきて、特に気になるのが陰部付近や膣のあたりに我慢できないかゆみが起こることがあります。仕事中にかゆみが出ると掻くわけにいかないので、我慢しながら、イスで擦るように刺激するときもあります。更年期障害でかゆみが陰部に出る症状ってあるのでしょうか?教えてもらいたいです。

このような「更年期障害によるかゆみが陰部に起こる」お悩みをこの記事では解説します。

私は大阪を中心に女性限定で自宅出張スタイルで21年パーソナルトレーニングを実施しますトレーナーのtakです。
40代以上の女性のお客さまがほとんどですので、最初のセッションで細かいお悩みまでヒアリングをして、陰部にかゆみがあるお悩みを何度も聞いてきました。

40代後半から女性は性成熟期から更年期へと身体は変化をさせ、最も人生において幸福さを得られる老年期への準備を始めます。幸福さを得られる前の更年期では、それまで妊娠・出産のために毎月維持されていた月経周期のリズムが失われ、女性ホルモンエストロゲンが減少するというさまざまな身体と心にネガティブな反応を起こす時期を経過します。

そんな更年期に起こる症状で誰にも相談できない悩みが、デリケートゾーンである陰部のかゆみです。

ある調査によると、40代〜60代の女性でかゆみば陰部に起こった経験があるのは83%もいるとされています。
80%以上の女性がかゆみが陰部に出ていますので、あなたもお一人で悩む必要はありません。

しかし、更年期障害は脳の視床下部という部位で自律神経と女性ホルモンの源が同じところで調整されていますので、心を安心させるだけで、更年期障害の症状は軽くなるのです。

かゆみが陰部に起こるのは更年期障害の症状の1つ。
この記事では、更年期は約10年続くと医学的に言われていますので、更年期障害の症状を受け入れながら、少しでも軽くできるように、かゆみが陰部で起こっているメカニズムを分かりやすい表現で解説します。

最後まで読んで頂くと、更年期障害で起こる陰部のかゆみの根拠がよく分かりますし、あなた自身で自分の身体や心でどのようなものが起こっているのかを知ると、心が落ち着きます。
誰にでも分かるように書いていますので、お気軽の見ていってくださいね。

この記事を読んで分かること

  • 更年期障害の症状に1つにデリケートゾーン陰部のかゆみがある
  • 女性ホルモンが減少して皮膚や粘膜のうるおい不足になりかゆみが陰部に出ている
  • 女性ホルモンエストロゲンには、口・目・皮膚・膣の粘膜で雑菌を保護する働きがある

かゆみが陰部に出て病気なのかと悩んでいる更年期50代のあなたに(問題)

人には相談しにくい悩みで50代の60%以上の女性は経験する更年期に年代が入っていくと現れるかゆみが陰部に出る症状があります。

お風呂上がり、排尿後、1時間以上歩いた後、座り姿勢が90分以上続いた後に頻繁に陰部のかゆみが起こります。

夢を追うあなた
陰部ってデリケートゾーンだから、かゆみがあっても自分で確認なんてしないよね
tak
そうみたいですね。幼少期から女性の性教育として自分の陰部を知っておく経験がほとんどないようですね
夢を追うあなた
女性は恥ずかしい部分だとして自分でも見れないと思うよ

かゆみの症状の傾向として、膣の入り口膣の外部膣から肛門に周囲に大きく分けられます。

更年期の陰部に現れるかゆみの部位

  • 膣の入り口
  • 膣のすぐ外部
  • 膣から肛門寄りの部分

陰部のかゆみは、非炎症性と炎症性に分けることができます。

  • 皮膚の乾燥によるかゆみ(非炎症性)
  • 膣内の雑菌を保護する常在菌の繁殖・外部から微生物が侵入した炎症反応によるかゆみ(炎症性)

この記事では、非炎症性の陰部のかゆみを主に見ていきます。

非炎症性と炎症性のかゆみの症状の特徴は、非炎症性はかゆみを陰部以外の他の身体に意識を向けると我慢でき、かゆみは一時的に消えます。

注意ポイント

かゆみがジンジンする、チクチクする不快感がある場合は、炎症性のかゆみの可能性が高いので、すぐに婦人科に受診してください。

非炎症性の陰部のかゆみは、かゆみを意識を強くする、かゆみをコントロールするために違う感覚に意識を向ける、とまゆみが抑制されるのが特徴です。

あなたがお悩みの陰部のかゆみは、あるときはとてもかゆみが出てどうしようもなく辛いのに、またあるときはかゆみがほとんど感じない経験はありませんか?

皮膚は、皮脂が乾燥や気温の高さなどの外的要因で蒸発し奪われると、短縮し、肌理(きめ)の組織の配列が崩れます。

肌理が一定間隔の距離を保ってると、組織の機能が維持されるため、代謝が行なわれます。
つまり、代謝とは外界の情報をインプットしながら、健全さを維持する組織の水分量をコントロールする内部とのやり取りです。

肌理の距離が保たれてると、水分量が減ると皮膚のすぐ下にある毛細血管から水分を皮膚に持ってくることができます。

皮膚の乾燥は、空気中の湿度を受けて起こっているのではなく、角質から表皮の間が少し水分が奪われ、乾燥した状態で肌理の短縮から来ています。

かゆみが陰部に出るのは更年期障害の症状の1つ(解決)

年代が50歳以上の女性で更年期障害特有にかゆみが陰部に起こるのは膣の粘膜の低下から来ています。

陰部のかゆみはデリケートゾーンなので精神的に良いものではありませんが、あなたの体内で起きてる真実を知ると、改善方法や日常生活でできる修正方法が気づいてきます。大切なのは、自分を知って、自分でできることを探すのです。そのためには現状の真実を知っていきましょう。

前章に書きましたが、ジンジンやズキズキする症状なら、炎症性のかゆみですので、婦人科受診してください。
女性の炎症性の病気が知りたい人は、仕事で忙しい年代に多い婦人科の病気の種類とは?早期発見と早期の環境内のストレスに詳しく書いています。また見ておいてください。

かゆみが陰部に出るのは、泌尿器系、婦人科系の病気ではなく、更年期障害の症状の1つです。

陰部のかゆみは何か婦人科系の病気かなと焦ってしまうこともありますが、あなたのかゆみは更年期障害の症状なのです。

更年期に女性が入ると、さまざまな症状に悩まされます。

肝機能低下、循環器系の問題、骨が弱くなる、この記事のお悩みのように皮膚のかゆみなど、更年期の女性の症状は一人一人個別で異なってきます。

陰部のかゆみは、更年期障害の症状で膣周囲が乾燥によってかゆみが生まれています。

かゆみの医学的なメカニズムはまだまだ分かっていないのですが、最近の神経生理学の研究では、かゆみの神経線維が見つかっています。
かゆみの神経線維のすぐ側に痛覚神経が通っており、かゆみを手で掻いて傷つけるような刺激が入ると痛覚神経が興奮します。

痛覚神経はかゆみの神経線維に免疫物質を伝達し、かゆみはコントロールされ、軽減するのです。

皮膚のかゆみの改善については、辛いかゆみがアレルギーでも止める一番良い方法は掻くことと冷やすことで詳しく書いています。また見ておいてください。

更年期障害で陰部にかゆみが現れている症状は我慢すると脳はかゆみを増強させるので、かゆみが意識されてもっとかゆくなります。

さりげなくズボンを揺らすように陰部のかゆみを掻くのと同じ刺激を与えるとかゆみは軽減します。
しかし、軽くさするぐらいの刺激だと、かゆみ神経線維を返って興奮させてしまうこともあります。
かゆみの意識が4倍近く脳内で発生する反応を生み、軽い刺激を入れる前よりかゆみが我慢できなくなるのです。

前述したように痛覚神経が刺激されるように引っ掻くと痛覚神経がかゆみを抑制します。

引っ掻くぐらい強い刺激を皮膚に与えると痛覚神経がかゆみを抑制しますが、皮膚の表面に角質や表皮が傷つき、かゆみはひどくなるので、ご注意ください。

更年期障害で現れる陰部のかゆみは、神経的に考えると自分の意識で抑制することができます。

陰部のかゆみを抑制するための簡単なアプローチは、意識をかゆみが出ている陰部以外に向ける陰部の近くの皮膚や筋肉を揉む刺激を入れてかゆみを抑制する、ことです。

更年期障害で現れる陰部のかゆみを抑制するアプローチ

  • 意識をかゆみが出ている陰部以外に向ける
  • 陰部の近くの皮膚や筋肉を揉む刺激を入れてかゆみを抑制する

皮膚や筋肉を揉むことは、感覚神経のA線維、α線維、γ線維を刺激し、これらの感覚神経は0.1秒以内に脳に伝達し、筋肉に戻します。

つまり、皮膚や筋肉を揉む運動は人が生きる行為のために日常動作を実現する役割を果たす感覚神経です。
これらの感覚神経の線維もかゆみや痛みを発生し、知覚できる神経線維のすぐ近くの0.01mmの位置に並んでいます。

陰部近くの皮膚や筋肉を、股関節周囲の筋肉を手で触れて、皮膚や筋肉を真ん中に集めるように運動を与えてみましょう。
5回ぐらい痛いなと感じる手前の刺激を入れてみると脳に伝達し0.1秒以内に筋肉に感覚を送り返すので、それらがかゆみ抑制をしてくれます。

このような神経の反応を、側方抑制と言います。

感覚神経の側方抑制の働き

運動感覚・痛み・かゆみ・冷感温感は伝達速度は異なりますが、それぞれ抑制し合う機能があります
抑制はし合いますが、興奮はし合わないのは興味深いメカニズム

このような身体構造から、かゆみと痛みも抑制し合いますし、運動感覚神経もかゆみを抑制します。

陰部はデリケートゾーンで、皮膚が萎縮しやすいので、側方抑制を理解して頂き、運動感覚刺激でかゆみを抑制すると皮膚を傷つけずにすみます。

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更年期障害でかゆみが陰部で起こるのは女性ホルモンが低下して膣の粘膜が減っている(理由)

更年期障害でかゆみが陰部で起こるのは、女性ホルモンが低下して膣内部や膣周囲の粘膜の水分が減っているからです。

陰部のかゆみの原因は、皮膚の粘膜を潤す粘液の分泌を促す働きをするエストロゲンが更年期障害の減少です。

女性ホルモンであるエストロゲンは、女性が更年期を迎えると、著しく減少します。
エストロゲンは妊娠、出産を目的とした機能ですので、更年期に女性の年代が入ると、妊娠、出産を実現する身体機能ができなくなると遺伝系が減少される指令を卵巣に送ります。

男性の精子は70歳を超えてもほとんど抑制されないのですが、卵巣から分泌されるエストロゲンは更年期を超えると減少していきます。

エストロゲンは更年期以前の性成熟期に妊娠、出産がスムーズにできるように、膣内の粘膜に粘液を豊富に送ってくれています。

エストロゲンが分泌されると、全身のエストロゲンを受け入れてくれるセンサーが存在します。
このセンサーをエストロゲン受容体といい、全身のさまざまな部位に存在しているのです。

皮膚にもエストロゲン受容体が存在し、膣の内部や膣の周囲にもたくさん受容体があります。
よってエストロゲン分泌が減少する更年期では、膣に送られるエストロゲン分泌が減少して粘膜が乾いてしまうのです。

膣の粘膜に粘液を豊富にエストロゲンが送るのは、妊娠のために精子を子宮に入りやすくするためです。
つまり、セックスである性交がスムーズであるため、そして精子が射精されてから子宮に精子が流れていきやすくするため妊娠、出産を保護するために雑菌から防ぐため、です。

エストロゲンが粘膜に粘液を送る機能の理由

  • セックスである性交がスムーズであるため
  • 精子が射精されてから子宮に精子が流れていきやすくするため
  • 妊娠、出産を保護するために雑菌から防ぐため

更年期障害でかゆみが陰部に出るのは乾燥と免疫過剰(説明)

更年期障害の症状でかゆみが陰部に出るのは、エストロゲン分泌低下による皮膚の乾燥と免疫過剰反応です。

  • 膣周囲の皮膚の乾燥
  • 膣の自浄作用抑制で常在菌の活性化

膣周囲の皮膚の乾燥

エストロゲンの分泌の体内の機能は、皮膚の粘膜に粘液を豊富に送ることでした。

エストロゲンは膣周囲の水分低下での乾燥が知覚されると、膣に存在するエストロゲン受容体が粘液をすぐに出すことができました。

卵巣から脳にわざわざ伝達しなくても、膣周囲の受容体が反応し粘液を増やすのです。

女性が性成熟期である18歳から45歳までに年代だと、卵巣から妊娠、出産を実現する最も強力なエストロゲンが分泌され、膣の受容体に蓄積されていました。

しかし、性成熟期から更年期に入ると、卵巣からエストロゲンを分泌する機能が著しく弱くなり、その分エストロゲンを脂肪細胞から作ることになります。

卵巣の卵胞と言われる顆粒細胞で産生されるエストロゲンが一番活性力があります。
排卵期前に卵胞を作るために卵巣から分泌されるエストロゲンが機能を発揮してくれます。

更年期では、前述しましたが妊娠、出産を遺伝的情報から行なわないようにするのですが、そのメカニズムがエストロゲンを卵巣から産生されなくなるというものです。

夢を追うあなた
更年期までは卵巣でエストロゲン分泌されるのに、それができなくなるんだね
tak
そうなんです。哺乳類のメカニズムですよね。更年期になると子を産むには子に生存リスクがあるというのが遺伝子情報で全細胞に伝わってるようですね

脂肪細胞からエストロゲンを産生しても、皮膚の粘膜に粘液を送るほどの力はありません。

更年期になっても人によっては排卵があって、月経が行なわますが、その際生理用ナプキンを下着に装着します。
膣の粘膜に粘液が少ないため、下着内に生理用ナプキンを装着すると膣への換気が悪くなると、粘膜はますます粘液を奪います。

更年期になると閉経の準備を卵巣や子宮が行なっていきますが、月経周期は28日周期ではなくなり、40日や49日間隔となります。

その間隔でも月経の際に、生理用ナプキンと膣の間が圧縮され、粘液が失われて、乾燥が進み、かゆみを生んでいきます。

更年期の女性は、筋肉が弱くなり、脂肪が増えやすい体質になります

膣の自浄作用抑制で常在菌の活性化

膣内は酸性に保たれ、酸性環境に弱い病原体の侵入や増殖を防いでいます。
この働きを、膣の自浄作用と言います。

更年期障害でエストロゲン分泌が低下すると、膣の雑菌を保護する自浄作用ができなくなり、膣がもともと持っている常在菌が活性化します。

更年期以前の性成熟期の膣は、常在菌が雑菌を殺せるような最適な膣内環境が整っていました。

膣内の3つのステージの生理学

  • 小児期
    自浄作用:エストロゲン分泌が不十分なため、膣内の自浄作用が弱くなる
    膣内の状態:極めて感染に弱い
    膣内pH:ほぼ中性
    エストロゲン分泌:少ない
  • 性成熟期
    自浄作用:エストロゲン分泌が十分なため、膣内の自浄作用が機能する
    膣内の状態:感染に強い
    膣内pH:酸性
    エストロゲン分泌:多い
  • 老年期
    自浄作用:エストロゲンの分泌が不十分なため、膣内の自浄作用が極めて弱くなる
    膣内の状態:極めて感染に弱い
    膣内のpH:ほぼ中性
    エストロゲン分泌:極めて少ない

性成熟期の膣内は、pH3.8〜4.5の酸性に保たれ、膣内に侵入してくる雑菌は酸性環境に弱かったのです。

膣内の常在菌は、デーデルライン桿菌と言われで乳酸菌で分解され乳酸に変換します。
*桿菌(かんきん):棒状または円筒状の細菌の総称。(例)赤痢菌・大腸菌・結核菌・納豆菌

デーデルライン桿菌はあなたの身体のために存在するというより、あなたの外部からの侵入者を緊急に守ってくれるさ体内の常在菌です。
更年期になり、エストロゲンが低下すると、デーデルライン桿菌はあなたの膣内を炎症させるように、身体を傷つける細菌です。他の細菌であなたの身体を支えてくれるのは、腸内細菌です。
更年期を迎えているあなたには腸内細菌の知識を知ってもらえると、健全に美しいあなた自身で生きていくために必要です。なので、私が書いた腸内細菌に関する記事を下記にまとめておきます。また見ておいてください。

酸性環境を整えておくには、エストロゲンの作用が必要でした。
前述してますが、エストロゲンには膣粘膜に粘液を分泌する作用、粘膜の増殖、肥厚し、膣の周囲の取り巻く上皮細胞が活性化されていました。

エストロゲンの働き

  • 膣粘膜に粘液を分泌
  • 粘膜の増殖・肥厚
  • 上皮細胞の活性化

膣内の常在菌は、上皮細胞が分解から再合成する際にエストロゲンが蓄積していたグリコーゲンを放出し、それをエネルギ源にして、酸性化を保っていました。

常在菌はグリコーゲンをエネルギーにして乳酸を作り出し、膣内を強い酸性化を維持するのです。

酸性とアルカリ性とは?

酸は水溶中で水素イオンH+を生じ、塩基(アルカリ)OH-をは水酸化イオンを生じます。
酸とアルカリ性は水溶液中、つまり液体の中でH+OH-の化学式で表現できます。

(例)塩酸:HCL=H+CL-→水溶液中にH+が出るので塩酸は酸性。

pH(水素イオン指数)とは?
水素イオン濃度(H+)は、対数を使い、pH(ピーエイチ)

pHの計算式は、pH=log(1/[H+])=-log[H+]です。

pHが7よりの小さい水溶液は酸性
pH7の水溶液は中性
pH7より小さい水溶液はアルカリ性

pH酸性とアルカリ性

pH酸性とアルカリ性

参考文献:pHと生物学|生物図解ウェブ 浜島書店の高校生物資料集

http://bio.hamajima.co.jp/10th/plus/phと生物学/

膣内はpH3.8〜4.5ですので、かなり強い酸性ですね。
膣周囲に付着する屎尿(しにょう:尿の残りが膣周囲に付く)などはpH1.5近い状態ですので、雑菌を含めてこれだけ膣内が酸性でないと対応できないのです。

エストロゲンが上皮細胞を肥厚させる働きがあったので、性成熟期に膣内は肥厚が早く進んでいきました。
上皮細胞の分解のたびにグリコーゲンが放出し、常在菌はエネルギーに乳酸で酸性化ができます。

更年期になり、エストロゲン分泌が低下すると、上皮細胞の分解がなくなるので、常在菌がエネルギーにするグリコーゲンがありません。

その結果、常在菌の勢力が強くなり、酸性化する力がなく、常在菌の性質は弱アルカリ性なので、膣内が雑菌に侵入される危険性が出てくるのです。

膣内が弱アルカリ性となると、常在菌に活動が増え、常在菌は膣内を住み心地の場所と考え、常在菌の数も増殖します。

膣内がこのような環境で作られていき、更年期障害の症状で現れる陰部のかゆみとなるのです。

更年期障害で起こる陰部のかゆみを日常生活で見直すこと(具体例)

更年期障害で起こる陰部のかゆみを日常生活で見直すことを見ていきます。

なぜ陰部にかゆみが更年期になると出てくるのかをもう一度考えてみましょう。

  • 膣周囲の乾燥
  • 膣内の常在菌の増殖

陰部のかゆみの原因は、膣周囲の乾燥と膣内の常在菌の増殖でした。

いずれもエストロゲン分泌の低下が要因で症状が現れていましたが、皮膚に栄養を失わせないようにする意識が大切です。

皮膚は乾燥すると水分が奪われるため、血液が皮膚にたくさん流れ、免疫物質が集まり、炎症が起きます。
すると、皮膚の水分は免疫物質の濃くなった血液を薄めていくため、皮膚はさらに乾燥してしまいます。

そのような真実を理解して頂き、日常生活で実践できることを考えてみましょう。

膣周囲をお風呂で洗い過ぎない

膣周囲をお風呂で洗い過ぎると、余計水分が奪われます。
更年期で膣内環境が酸性から弱アルカリ性に変化しているので、お風呂のお湯を当てすぎると、酸性が弱くなります。

身体を洗うために使うボディウォッシュは、弱アルカリ性が多いので、膣周囲の皮膚は酸性が維持できなくなります。
この結果、膣内の常在菌が繁殖し、膣周囲のかゆみを生んでしまうのです。

お風呂で膣周囲を洗う場合の心がけることは、最初にお風呂に身体を浸かる前にシャワーで水温を30度ぐらいにし、膣周囲を流します。時間にして90秒ぐらいが適切な時間です。

身体を洗うときは、牛乳石鹸がオススメです。
手でよく泡立て、泡を膣周囲を包み込むように、円を描くように擦るのではなく、泡で滑らせるようにします。

最近売られているボディウォッシュは、雑菌予防の成分も含有されています。
皮膚が分厚い太もものあたりでも皮膚が過敏に反応する人は、雑菌作用が強い場合がありますので、これを気に牛乳石鹸に1度は試してみてください。

お風呂の後に油脂が含まれたオイルを塗る

お風呂に浸かるのは身体を温め、皮膚のすぐ下の並んでいる毛細血管を収縮させ、新陳代謝を促進します。
皮膚の下の毛細血管が収縮すると、自律神経の副交感神経を刺激し、身体にリラックス効果があります。

副交感神経は、脳内の自律神経のスイッチがある視床下部に神経系の伝達をします。
視床下部はホルモン分泌できる内分泌腺に刺激を入れる神経物質を産生できます。

副交感神経で刺激されるホルモンでオキシトシンというアミノ酸で作られた愛情ホルモンがあります。
オキシトシンは、身体や精神のストレスを解消し、抗がん作用、抗酸化作用もあると言われるあなたを支えてくれるホルモンです。

更年期症状で陰部のかゆみが現れているあなたにもオキシトシンはエストロゲンの代わりの働きをしてくれます。
オキシトシンを詳しい書いた記事は次に紹介しておきますね。

お風呂に入るのは、副交感神経が刺激され、オキシトシン分泌が促進されるので、エストロゲンが低下した更年期の女性にはプラス。

でも、膣周囲のかゆみにはすべてがプラスとは言えない真実があります。
前述したように、お風呂のお湯は皮膚の水分を奪ってしまうので、お風呂上がりにかゆみが増強していきます。

なので、お風呂上がりには、油脂が含まれてるオイルを活用し、膣周囲に塗るのです。
皮膚の表層に角質と表皮と言われる層がありますが、エストロゲンが粘液で守ってくれていました。

エストロゲンに頼れないので、油脂が含まれてるオイルを膣周囲にお風呂上がりに塗ってください。
お風呂上がりすぐに塗るのが一番皮膚に油脂が浸透しやすくなります。

膣周囲で特に塗ってもらいたいのは、大陰唇小陰唇会陰です。

お風呂上がりに塗って欲しい膣周囲

  • 大陰唇
  • 小陰唇
  • 会陰

大陰唇とは、膣の外側周囲の膨らんだ部分、小陰唇とは膣の入り口すぐのビラビラしている皮膚、会陰は外陰部と肛門の間、です。

大陰唇と小陰唇は、皮脂腺が構造上存在しますので、エストロゲンで皮脂が失われやすく、かゆみの原因になります。

夜お風呂上がりに、オイルを塗って、締め付けない下着をつけて眠ります。
朝までに角質と表皮に油脂が浸透して、次の日の日中は皮脂が保たれた状態が続きます。

陰部のかゆみで辛かった更年期障害の症状は軽減します。

骨盤周囲や股関節のストレッチや運動を入れる

骨盤周囲や股関節のストレッチや運動を入れることで、膣周囲の血液の流れが促進され、免疫物質が抑制されます。
免疫物質には、かゆみと痛みの感覚を作るものがあるので、ストレッチと運動を適度に行なうと免疫物質の除去でき、かゆみが軽減します。

股関節のストレッチは、内もも、太ももの前と後ろ、お尻周りです。
運動は骨盤の前傾、後傾、側方挙上と下制の運動、股関節は内側に動かす内旋運動、外側に動かす外旋運動が有効です。

股関節のストレッチ

  • 内もも:大内転筋・長内転筋・縫工筋・薄筋・恥骨筋
  • 太ももの前:大腿四頭筋
  • 太ももの後ろ:ハムストリングス
  • お尻周り:大臀筋・中臀筋

股関節のストレッチと運動が2週間継続できたら、次はスクワットで骨盤、股関節、膝、足関節の協調運動で、神経系を活動的にし脳から活性化できます。

股関節や骨盤周囲に運動を与えれば、膣周囲の筋肉の収縮にもつながりますので、エストロゲン低下で萎縮した膣周囲の改善にもなれます。

スクワットを詳しく知りたいなら、筋肉量を増やすスクワットで女性が自宅でできる回数とセットとは?毎日続けられるスクワットでたった1ヶ月で効果が劇的に出せるの記事で詳しく書いています。また見ておいてください。

骨盤底筋を使ったコアトレーニングをする

骨盤底筋を使ったコアトレーニングをすると、骨盤が安定し、腹圧が高くなり、膣への循環が改善されます。

日常的に姿勢が不適切で座り姿勢では骨盤の下の坐骨の身体の重さを預けることができないと、腹圧が弱くなり、骨盤が後傾方向に倒れます。

座り姿勢で後傾が長く続くと、腹筋の真ん中に付着する腹直筋が肋骨と恥骨の間で短くなった状態となります。
腹直筋が短いまま維持されると、筋肉のタンパク質が短縮し、代謝不良を起こします。
腹直筋の短縮は骨盤の日常動作に応じた骨盤の自由な運動を固定し、腹圧が効かなくなっていきます。

すると、安静時の腹圧が効かないと膣周囲への循環不良を起こし、膣内への糖質を基礎として構成されているグリコーゲンが循環しません。

前述しましたように、エストロゲンは膣の表面の細胞である上皮細胞を分解して蓄積されていたグリコーゲンを放出します。
グリコーゲンが膣内のデーデルライン桿菌を乳酸に変換し、膣内を酸性化してくれます。

このようにエストロゲンからグリコーゲンを放出できなくなりますが、筋肉の収縮を適切にしておくと、エネルギー代謝を通じてグリコーゲンが膣内に運ばれるので、膣内環境を良い状態にできます。

そのためにも、コアトレーニングで骨盤底筋を意識させていきましょう。

骨盤底筋のトレーニングの手順は、おへその意識を確認して、意識を集中させます。
そこから骨盤のつけ根にある恥骨を手で触れて位置を知覚してから恥骨に意識を向けます。

おへその意識と恥骨の意識を脳内でイメージします。
最初はそれぞれを別物として意識します。意識でおへそと恥骨の感覚が分かってきたらそれぞれを2点で繋ぐようなイメージを脳内で行ないます。

人の皮膚で知覚できる感覚神経は、手の平を大きく広げた距離の2点は意識下で感覚を繋ぐことができると脳科学で分かっています。

この理論を活かして、おへそと恥骨をイメージし感覚を繋ぐことで、骨盤を3次元でイメージができます。
骨盤が分かってくると、骨盤底筋は恥骨と尾てい骨の間で床のように付着していますので、活動的になるのです。

  • おへそを意識する
  • 恥骨を意識する
  • おへそと恥骨をイメージで繋ぐ
  • おへそと恥骨の間に膜をイメージする
    →骨盤底筋が活動的になる

神経生理学で2点識別が脳内では機能できる参考文献を2つ書いておきます。
1つ目は、2つの部位を意識するには頭頂葉が機能の働きをする内容です。

感覚経路で伝えられた感覚情報は、大脳皮質で処理される。しかし、皮質性知覚障害の所見は、要素的な触覚経路には異常がないことが証明されてはじめて意味をもつ。
患者には上肢を伸展挙上し、目を閉じて、手に触れたかどうかを答えてもらう。検査者はまず一方の手に軽く触れ、ついでに対側の手、さらに両手同時に触れる。空間無視のある患者は、左右個々の手に触れられたことは正確に答えるが、両側に同時に触れられた場合(二重同時刺激)には常に、1側には触れられたことが分からない。この感覚は感覚消失と呼ばれ、反対側の頭頂葉の病変を示唆する。
参考文献:カンデル神経科学|メディカル・サイエンス・インターナショナル

2つ目の神経生理学の証明は、身体の2点を調べる方法を書いた内容です。

2点識別感覚を調べるには、まず単独の刺激に加え、ついでに2つの刺激を同時に加えて、患者には目をそらして、これを正確に識別してもらう。2点として識別できるかは、皮膚領域の感覚支配の密度によって異なる。例えば、指の先端は最も鋭敏に2点を識別できる。左右同じ領域についてひ比較する必要がある。参考文献:カンデル神経科学|メディカル・サイエンス・インターナショナル

まとめ:かゆみが陰部に出るのは更年期障害の症状の1つ

かゆみが陰部で出るのは更年期障害の症状の1つです。

陰部とは、デリケートゾーンと言われている膣内、膣内周囲です。
膣内、膣周囲でかゆみが起こりやすいのは、大陰唇、小陰唇、会陰周囲の皮脂線が構造的にある部位です。

  • 大陰唇
  • 小陰唇
  • 会陰

これらの膣周囲のかゆみは、油脂の含まれたオイルをお風呂上がりに塗るとかゆみが改善できます。

この部位のかゆみは更年期障害の症状で、卵巣機能が低下してエストロゲン分泌が低下したためです。

エストロゲンは、膣周囲の粘膜に粘液を送る膣内の上皮細胞を肥厚させ、分解を促進し、そこで蓄積されたグリコーゲンが膣内に放出する、があります。

これらのエストロゲンの機能で、膣内環境が整えられ、かゆみが出ない皮膚状態を維持できたいました。

更年期障害でエストロゲンが低下すると、粘膜に粘液がなくなって、乾燥によるかゆみが原因でした。

更年期障害は45歳以前には感じなかった身体違和感が出てきますが、運動やストレッチ身体のリラクゼーション、瞑想、オイルを活用して皮脂を健全にしておくなど、調子を整える方法はたくさんあります。

そのような情報をインプットし、更年期以降の人生の時間を幸福なものにできるようにしていってもらいたいです。

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tak

パーソナルトレーナーで20年。女性のクライアントに喜ばれる独自トレーニングを行なう。20年の経験を経て、もっと多くの女性に美しくなってもらいたいと欲し、独自の考え方をまとめる。からだを医学的に、哲学的に、発達学的に見る本質追究のトレーナー。

-女性の免疫, 更年期障害

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